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  1. 熊本市議会 2006-03-17
    平成18年第 1回経済交通委員会−03月17日-03号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成18年第 1回経済交通委員会−03月17日-03号平成18年第 1回経済交通委員会           経済交通委員会会議録 開催年月日   平成18年3月17日(金) 開催場所    経済交通委員会室 出席委員    8名         田 中 誠 一 委員長    津 田 征士郎 副委員長         白河部 貞 志 委員     佐々木 俊 和 委員         田 尻 清 輝 委員     島 田 俊 六 委員         落 水 清 弘 委員     島 永 慶 孝 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(10件)      議第1号「平成18年度熊本市一般会計予算」中経済交通委員会付託分      議第7号「同食肉センター会計予算」      議第8号「同産業振興資金会計予算」      議第9号「同食品工業団地用地会計予算」      議第10号「同競輪事業会計予算」      議第12号「同公共用地先行取得事業会計予算」中経済交通委員会付託分
         議第21号「同交通事業会計予算」      議第47号「熊本市営駐車場条例の一部改正について」中経済交通委員会付託分      議第63号「熊本市企業立地促進条例の一部改正について」      議第64号「熊本市河内観光物産センター条例を廃止する条例の制定について」   (2)送付された陳情(2件)      陳情第1号「大型複合商業施設イオン熊本ショッピングセンター)の早期の開発許可を求める陳情」      陳情第2号「熊本電鉄の都心結節に関する陳情書」   (3)所管事項の調査      陳情第6号「「佐土原SC建設計画」不許可に関する要望書」                              午前10時00分 開会 ○田中誠一 委員長  ただいまより経済交通委員会を再開いたします。  執行部の説明は、16日の委員会で終わっておりますので、これより各号議案並びに陳情について、質疑をお願いします。 ◆島田俊六 委員  提案させていただきます。  委員の方々、いろいろな意見があると思いますけれども、農政は農政で、例えば1時間ぐらい集中的にやって、そのあと商工は商工で集中的にやって、観光は観光でやったらどうかという提案なんですけれども、いかがでしょうか。 ○田中誠一 委員長  それではお諮りいたします。  ただいま、部門別に質疑をお願いしたいということでございますが、それでよろしゅうございますか。         (「はい」と呼ぶ者あり) ○田中誠一 委員長  ではよろしくお願いいたします。 ◆島田俊六 委員  まず、農政の方でひご野菜ブランド化を目指しているわけですけれども、今の状況、それと今後、新年度は2年目ですのでどこまでやるのか、またそれ以後、どういう流れにしているのか、そこから教えてください。 ◎秋岡了誠 農政企画課長  ひご野菜のことしの取り組み、それから今後の展開について御説明いたします。  平成17年度は初年度ということで、ひご野菜、熊本市をアピールできるような野菜の約27品目について、基礎調査を行っております。調査の内容としましては、来歴であるとか、その野菜の特性、生産状況、そういったものについて調査を行っております。また、この調査の結果、中間報告に基づきまして、先般1月にこのひご野菜の指定の検討委員会を立ち上げております。構成メンバーとしては、生産者、流通関係者農業団体料理研究家ホテル関係、商工関係、学識経験者等からなる検討委員会を設置しまして、この調査の状況について御報告させていただいておりまして、なおかつ、今後このひご野菜についてブランド化を図っていくために、いろいろな面で御協力いただきたい旨のお願いをいたしたところでございます。  本年度中に、このひご野菜につきましての一つの選定基準あたりを定めて、有力な品目については年内に何とか指定をやっていきたいというふうに考えております。今後の展開、平成18年度以降につきましては、まずもって、このひご野菜について、指定した野菜についての生産体制を確立していくこと、またひご野菜のピーアール、この辺のところも検討委員会の御意見いただきながら考えていきたいと思っておりますし、とりわけ実需者、飲食関係でありますとか、生産者、この辺の連携あたり検討委員会の中で御意見いただきながら、検討してまいりたいと思っています。 ◆島田俊六 委員  今年度、平成17年度初めて品目等決められて、来年度からいよいよ試験的にされると思うんですが、1回質問したんですけれども、そのときに当然考えられていると思うんですけれども、もう完璧な有機栽培にしていただきたいという1点。もう1点は質問しようとしていた項目が土づくりだったんですけれども、今いろいろな検討を実施されているそうですので、土づくりの方も答弁をお願いしたいと思います。 ◎大藪重利 生産流通課長  土づくりについてお答えいたします。  皆さん御存じのとおり、熊本市の野菜生産は8割方が施設栽培でございます。それで、同じ場所で何年もつくっていくということで、連作障害回避を含めまして、もう昔から堆肥等は定期的に投入やっております。それで、比較的果樹等が堆肥投入がおくれていたわけでございますけれども、果樹もエコファーマーの認定を受けたものですから、今、果樹等についても堆肥の投与を、試験をやりながら耕畜連携を含めまして、果樹にも投入を始めたところでございます。 ◆島田俊六 委員  農家にとっては一番大事な土づくり、これもいろいろなところを見て回りまして、農家の方は、やはりきちっとした結果が出るというところまでこちらが示さない限り、一歩踏み込むことはできないんではないかという。保守的といえば保守的なんですけれども、それで我が家の経営というか生活が成り立っているものだから、そこの一歩を踏み込むだけの資料提供をぜひ行政の方でやっていただきたい。  もう1点いいですか。  今度は農業後継者について、今回私の質問のトップが人材育成だったんですが、あれは行政の方の人材育成を質問したわけですけれども、この農政の方の農業後継者人材育成というのが400万円ちょっと出されているわけですが、この辺のただ団体助成だけで人材育成の姿が見えているかどうか、この現状もぜひ教えていただきたいと思います。 ◎松島義幸 農業経営課長  農業後継者といいますか、後継者不足は本当に厳しいものがございます。このような中で、農業後継者のクラブへの助成はもちろんのこと、現在新たな新規就農対策としまして、例えば熊本農業高校とか、文部科学省の推薦校でございます菊池農業高校でありますとか、また県立農業大学校、要するに産学官といった学校の方と、教育機関と私たち行政と、また農業法人といった受け入れ先、こういった関係機関が連携をとってスクラムを組んでいこうというようなことで、先般熊本農業高校中村校長先生ともいろいろお話をしたわけです。やはり若いときから農業体験をさせるとか、そういった農業、自然に対する理解を深めながら、子供たちが自然に親しみ、また農業の大切さを知っていくといった形で、今後いろいろ協議をしていこうというような、来年度に向けての取り組みもいろいろ出てきております。また、後継者の健全な経営をサポートする意味においても、農業簿記的なパソコン研修とか、先進地の研修あたりも踏まえて、代表者になりますけれども、そういった後継者の育成に対しても進めているところでございます。 ◆島田俊六 委員  今の熊本市の農業経営者というか、後継者が大体でいいですからどのぐらいいるのか。あと、もういないところはどうなっているのか。そういうところ に、今答弁があったような熊農だとかいろいろなところの新規就労者が来てくれるかどうか、そういう流れはどうなのかというのを、簡単でいいですから教えてくださ い。 ◎松島義幸 農業経営課長  一昨年が新規就農が43名、今年度が36名。この四、五年前までは20名程度だったわけでございますけれども、新規就農が、Uターンも含めて増加傾向にございます。後継者がどの付近が多いといって、大体全市的にまたがっているというような状況でございます。やはり健全な農業経営をされているところには、非常に優秀な後継者も育っていると。今後は農業以外の子供たちをどう受け入れていくかというようなことも必要でございますので、そこら付近は、やはり農業高校や、県立農業大学校といった教育機関と、今後、農業法人といった受け入れ機関が一体となった取り組みをやると、私どもがそれにサポートして取り組んでいくというような体制づくりが必要かと思います。 ◆島田俊六 委員  もう1点だけ。今答弁がなかったんですけれども、後継者がおるところが、全体でどのぐらいおられるのか。もう半分なのか、3分の1なのか、もっとおられるのか、その辺はつかんでいたら教えてください。 ◎松島義幸 農業経営課長  詳細にはちょっとつかんでおりません。 ◆島田俊六 委員  ぜひつかんで、つかまないと、そういう手を打てない。どういう人材育成、どういう後継者の手を打ったらいいかというのは、やはり実態を知らないと打てないんではないかと思います。 ◆白河部貞志 委員  JAがつくりました集出荷所のアクセス道路についてちょっとお尋ねしたいと思います。  やはり稼働し出しますと、かなりの生産者の持ち込みの車と、あるいは業者の持ち出しのトラックあたりが、地域の地域道路、生活道路にかなり密集するんではないかということで懸念されておりますが、一昨年のこの委員会でもお願いしましたが、飽田カントリーの横を南に抜ける天明方面へのアクセス道路の計画といったことと、本年度に実現するのかといったことについて伺いたいと思います。 ◎坂本俊朗 耕地課長  今お尋ねの道路につきましては、先日現地の方を見ました。確かに現在の幅員としましては、2メートルぐらいの道路で、約400メートルぐらいあるかと思います。現在の状況としては、あれは熊本市道になっております。私たちの耕地関係の土地改良事業でといいますと、なかなか市道部分の改良は非常に厳しいところはあるんですけれども、方法としては全くないわけではないんですが、その辺を先日県と事業制度としていけるのか、協議に入っております。ですけれども、今のところ、先日本会議での質問でもお答えしたんですが、農道整備事業の単独事業というのは、今全国的にも予算的に減ってきております。ですから私たちの希望としましては、できればあの辺一帯のほ場整備も含めたところの整備でいけば、非常にいい道路ができるんではないかというふうに思います。ですけれども、これにつきましても、地元の同意がないとなかなかできない状況でもありますので、今後県とも事業制度に乗っていくのか、その辺を十分協議しながら、できるだけ早く方向性を出したいというふうに考えております。 ◆白河部貞志 委員  基盤整備を起こすということになると、今言われたように、農家の方の同意がいるし、年数もかかるし、そんなことではいつになるかわからないのではないだろうかと思うわけです。津田副委員長もきょうおいでですが、農協あたりとタイアップしながら何か早急に手を打つといいますか、できるような方向にしないと、かなり要望というのが強いし、結局地域にかなり迷惑かけるんではないかと思いますけれども。 ◎大藪重利 生産流通課長  集荷場の取りつけ道路につきましては、せんだっても部長、耕地課長、私も一緒に見てきたところでございます。それで、あそこの営農センター長からもそういう話は聞いております。耕地課にも早急にいろいろな方法を検討してくれということでもお願いした、今の答えでございます。それと、農協とも、ちょっと農協の動きが遅いということで、先週にはお願いをしてきたところでございますので、できるだけ実現に向ける形で検討はしていきたいというふうに思っております。 ◆佐々木俊和 委員  集出荷場のアクセス道路については、最初に議案が出たときにお尋ねをしたと思いますけれども、結局幹線道路沿いに、最初からわかっていたことですから、計画をするべきではなかったのかという話をさせていただいたと思っています。ですから、さっきおっしゃったように、地元の同意とか農家の皆さんの同意というのは、最初の計画の時点から、そこはわかっていることですから、それは主体的にJAだって農家の皆さん方だって考えてもらって、速やかにやってもらうということは大前提だというふうに思います。最初からわかっていたことで、では何であそこにもっていったかという話にまた戻ってしまいますから。今聞いておりますと、行き当たりばったりで、わかっていることで既成事実積み重ねながら、していけ、していけ、してくれるというような話に聞こえますので、そこら辺はぴしっと。事業主体は結局向こうでしょう。事業主体の方でやはりきちっと責任を持って取りまとめてもらって、早急にそこは解決をしていくと。最初から、生活道路にあふれるんではないかというのはもうわかっていたわけですから。そこら辺は、行政も一緒になってやっていくという立場で、主体はどこにあるのかということで、整理をちゃんとしてもらうということにしてもらいたいというふうに思っています。 ◆白河部貞志 委員  もう1点、農道整備に関連してですが、天明は御存じのように九十数%も基盤整備ができています。用排水分離もかなり進んでいますが、旧飽田町の畠口地区は基盤整備が始まって、大分下流の方からだんだんよくなってくるというふうに思いますが、飽田の上の方といいますか、川尻寄りの方でやはり昔のままの農道整備ということで、昨年かなり申請路線が上がってきたというふうに思うんです、農道整備にしろ、排水整備にしろ。そういったところの本年度に計画されている状況といいますか、そしてパーセントとしてはどのぐらい整備ができるのか、そういったことがわかれば教えていただきたいと思います。 ◎坂本俊朗 耕地課長  お尋ねの件なんですが、今確かに旧飽田町の畠口の方をほ場整備しまして、大体平成18年度ぐらいの完了ということで目指しております。そのほかの地区につきましては、今私どもの方で事業推進しておりますのが、小島地区、松尾地区のほ場整備の推進をやっております。それにつきましても、なかなか同意が今のところ、事業につきましてはほぼ100%同意をいただきたいということでお願いしておりまして、今事業推進している中では若干のまだ未同意の方がおられるということ で、今地元の推進員、農区長を中心としまして、事業推進をやっていただいております。 ◆白河部貞志 委員  基盤整備についてはわかりましたけれども、基盤整備ができないところですよ、ただ農道整備とか排水整備だけを申請されているところがあるでしょう。そういったところの、言うならば上護藤地区あたりの今年度計画、去年恐らく地元の農区長から申請が上がっていると思うんですが。 ◎大田黒祐一 飽田出張所長  平成18年度、一応調査をかけようかと、今上護藤地区で3件上がっております。18年度はいきなりということではなくて、調査をかけてやりたいと考えております。 ◆白河部貞志 委員  ということは、平成18年度中はまだ工事着工まで入らないということですか。 ◎大田黒祐一 飽田出張所長  平成19年度から着工したいと考えております。 ◆白河部貞志 委員  平成19年度、わかりました。 ◆島田俊六 委員  次は、これも質問しましたけれども、熊本春の植木市です。これは来年度の開催が、今の場所でできないということがはっきりしているんですか。 ◎松島義幸 農業経営課長  現在地の移転ということは、一応決定していると。 ◆島田俊六 委員  決定しているわけですね。それで、東部だとか西部だとか、くまもと植木市振興会というところで検討されていると思うんですけれども。もともとスタートが新町の高麗物という、四百何十年前か知りませんけれども、できればひとつ、熊本市のお城を中心としたところでやっていただきたいと。お城でやるところがないとか、狭いとか、許可が下りないとかいろいろ問題が出てくるでしょう。それはそれで、どうしたらクリアできるか、もうちょっと小さくできないのかとか、いろいろな方法があると思うんです。そういう意見を言える場が、私はあると思うんです。そのときに、これはもう私一人かもしれませんけれども、ど真ん中で開催してほしいと。来年は当然お城まつりもありますけれども、それと重なって、集客力が上がるんではないかという考えを持っておりますので。決定した後、そんな意見言われても困ると言われると困りますが、まだ決定していないと思うんです。決定しているのなら発表があると思うんですけれども、決定する前にぜひ一人の市会議員がこう言っていたと、こういうのもぜひ検討してほしいというのを伝えてほしいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎松島義幸 農業経営課長  会場の借り入れといいますか、ここら付近がいろいろクリアできるというようなことになりました場合、植木市関係者への対応が必要になるわけでございますけれども、この席では確実なことは言えませんが、ミニ植木市等については、関係者と協議して検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆島田俊六 委員  ぜひ、市中心街で何かそういうものができれば、大々的にはできなくても、小さいのでも結構ですのでよろしくお願いします。 ◆田尻清輝 委員  春の植木市、これ毎年あるんですけれども、熊本市もくまもと植木市振興会との共催ということで、前年が250万円で今年度も250万円ということで予算を組んでありますが全体の費用はどのぐらいかかるんですか。 ◎松島義幸 農業経営課長  全体費用で大体4,000万円程度でございます。これは大体小間料といいまして、大半が出店業者の土地を借ります費用に充てております。 ◆田尻清輝 委員  今島田委員からも市の中心街でという要望もありましたけれども、それも大事だと思いますし、また広い駐車場が必要というようなこともありますので、検討して場所も決めていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○津田征士郎 副委員長  生産流通課の方に二、三点聞きたいと思います。  7ページのグローバル化対応果樹産地整備経費の中で、ナシの推奨品種秋月、これに絞って予算化してあるわけですか。 ◎大藪重利 生産流通課長  グローバル化対応の果樹産地について御説明申し上げます。これ秋月に限ってということでございますけれども、今ナシが幸水、豊水、新高だったか……         (「新水」と呼ぶ者あり) ◎大藪重利 生産流通課長  新水ですか、そういうふうに7月から8月、9月という形で出荷していくという形態になっております。豊水がうるみ果といいますか、何かそういう病気的なものが出やすいということで、この新しい秋月についてはそれがないということで、豊水にかわる品種にしたいということで県が展示ほ的に50アール分の予算をつけていただいたということでございます。 ○津田征士郎 副委員長  その50アール、5反といいますならば、これは補木の方ですか、苗木の方ですか。 ◎大藪重利 生産流通課長  苗木でございます。それで50アール分を植えて、なるまでしばらく時間がかかりますので、展示ほ的につくっていきたいということでございます。 ○津田征士郎 副委員長  関連してその下の農作物の鳥獣被害ですが、平成17年度イノシシが何頭、カラスが何羽、もう集計ができていると思いますから。相当被害が、イノシシの場合は12月末からタケノコの被害が物すごかったものですから、お聞きしたいと思います。  これとあわせて、もう1点、何回も白河部委員も質問されておりましたが、耐候性ハウス、この超耐候性ではなくて、超耐候性ハウス、日本で1カ所今できておりますが、これは視察に行かれましたか。 ◎大藪重利 生産流通課長  視察には行っておりません。資料はそろえたりしております。豊橋でしたか、そこの研究所と一緒になってやっているということでございまして、まだ豊橋あたりで1カ所か2カ所しかつくっていないということで、平成18年度で機会があれば見たいと思っておりますけれども、しばらくかかるというこでございましたので、機会があったら見つけてやりたいと思っております。  それと、今のイノシシについてお答えいたします。被害は、今副委員長おっしゃいますように、恒常的に作物が収穫時期になりますと、ミカン、ナシとか、いろいろな形で出てまいっております。17年度が、本年度の1月までのやつで、10回、箱穴で6回、銃器で4回という形で対策を練っております。それで、そのときにイノシシがとれたのが111頭でございます。昨年もお答えしたかと思いますけれども、16年度までは被害が出まして、その被害状況で対策を練っていたわけですけれども、17年度から予察ということで、被害が大きい地域の農区長たちに委員になっていただきまして、検討会をやりまして、この時期に出るということで計画的に銃と箱穴で打っていくという形で17年度は実施しております。         (「カラスは」と呼ぶ者あり) ◎大藪重利 生産流通課長  失礼しました。カラスも、平成17年度で3回カラスの対策をやりまして、391羽とれております。ナシ、ブドウのあたりが、カラスの被害が多うございますし、それと、ひどいときは牛舎にも来るということもあります。それは時々でございますけれども、ブドウ、ナシはもう恒常的にという形です。あと、ヒヨドリが多いんですけれども、ヒヨドリは1年ごとということで、昨年は余りヒヨドリの被害はありませんでした。 ◆田尻清輝 委員  平成18年度は、イノシシの対策は農区長たちということですけれども、どういう予定でされておりますか。 ◎大藪重利 生産流通課長  イノシシの対策について、協議会を一応立ち上げましたので、今月のうちにその関係農区長、それと農協、緑保全課、それと猟友会、そういうので協議会をするように今予定しております。その辺で話し合いをしまして、計画的にこのころに銃で撃つとか、箱穴でやるとかいうのを大体取り決めをしまして、そういう形で平成18年度もいきたいというふうに考えております。 ◆田尻清輝 委員  ことしは、去年の3倍ぐらい予算もとってあるようですので、さっき津田副委員長が言われたように、タケノコとか桃なんかには、立ち上がって食うそうです、そういうことで大分被害が出てからおっしゃるもんだから、今予察を十分にやっていただきたいと思います。 ◆島田俊六 委員  あと1点、農業問題で。  農畜産物フェアというのが毎年開催されているんですけれども、17年度やった状況を、ここは700万円ぐらい使っていますけれども、お客様の数がどのぐらい来ているのか、売り上げがどのぐらいあったのか、概略で結構ですから教えて下さい。 ◎大藪重利 生産流通課長  農畜産物フェアでございますけれども、平成17年度が第1回目として実施いたしました。16年度までは、4月に花のフェアというのをやっておりました。それと秋にミニ農畜産物みたいのをやっていたものですから、17年度からはそれを合体して、11月、秋に収穫祭的にやろうということで、11月に開催しております。主催団体としては、熊本市農協、それと花のフェアのときに協力いただいておりました3つの花市場と、熊本市ということで組織をいたしました。場所は、特に消費者であります主婦層にも出てきていただきたいということで、下通を使いまして、それと熊日のビプレスということで開催をやりました。下通は販売ができないということで、熊日のビプレスで販売をやり、下通では農業を理解していただくということで、いろいろな農産物を味わっていただいたりとか、ナスなんかは料理を女性部にしていただいたりとか、いろいろな形でやりました。どれだけ入ったかというのは、あそこでございますので集計できませんけれども、かなりのお客さんに来ていただいたんではないかと思っております。 ◆島田俊六 委員  もう1点。何日間やったのか、1日で終わりだったのかどうか。 ◎大藪重利 生産流通課長  失礼しました。平日に、木、金、土ということで3日間やりました。なぜかと言いますと、実行委員会組織の中で検討をやっておりまして、やはり主婦をターゲットにすべきではないかというのがありまして、逆に土曜、日曜だとかいうと、かえって主婦は出てこられないというような御意見もございまして、では平日にしようということで、ある程度そういう計画で開催をしたところでございます。 ◆島田俊六 委員  3日間やって、下通では販売できない、ビプレスだけで販売と。農家の出す方からしたら、もっと売ってもいいんではないか、売らせてくれという意見も出てきたと思うんです。無料で渡したり、いろいろなことをされたと思うんですけれども。例えば下通では売れなくても、辛島公園を使うだとか、下通のアーケードのところが販売できないとなっているからできなくても、生産者から直接買えるというのが今一番人気があるんではないかと思いますので、それを検討してもらえれば結構です。 ○津田征士郎 副委員長  一つこれは要望ですが、農政の方になると思いますが、ひご野菜ブランド化の予算を組んでありますが、メロンもスイカもミカンも、とにかく日進月歩で非常に品種が新しく、特にイチゴあたりは各県競争で試験場が試作をしてやっているわけです。攻めの農業というようなことですから、よければ、平成19年度ぐらいから熊本市も試作研究費あたりをつくっていただいて、他都市に負けないような試作研究費、こういうのを検討していただくなら幸いと思いますので、よろしくお願いしときます。 ◆白河部貞志 委員  私も要望的に、その研究会みたいなのを立ち上げるというのは、本当にお願いしたいと思います。私はこの前も申し上げましたように、熊本市の認定農業者が1,000名のうちの6割が施設園芸農家ということは、これはかなり重みがあるわけです。その人たちが今台風とか災害で一番苦しい目に遭っているわけです。そういった意味での、耐候性ハウスなんかは、何遍もお願い申し上げましたけれども、なかなか事業化が難しいというハードルの問題でです。そういったことで、できますならば、この前も言いましたけれども、農協が昔していましたように、熊本市が独自の計画をつくりながら、研究していただきながら、ハウスリース事業をどうか農家のために計画できないものだろうかというふうに思うわけです。そういった意味では、津田副委員長が今おっしゃったように、そういった研究会みたいなのをぜひ立ち上げていただきたいというふうに思います。 ◆佐々木俊和 委員  本当に熊本の都市農業どうやって守っていくか、後継者の問題もいろいろ出てきていますし、やはりさっき津田副委員長がおっしゃったように、攻めの農業、どうしていくかということで、農業法人化の話を本会議でさせていただきました。そういった意味では、行政がお手伝いをするというか、シンクタンクになる、いろいろな意味で、企業と農家をつなげるとか、農家そのものが法人化したいとかおっしゃる方もいらっしゃるし、経営者の方だって農家の法人化でやはり農業をそういう戦略的にとらえて転換しようという方々、非常にいらっしゃいます。本会議である程度、これから国のレベルの農政であっても、農業法人化の取り組みが進んでいくということで、それ以上つっこんで申しませんでしたけれども、やはり行政としてのいろいろなノウハウを集積をする、それから総合的な相談の窓口を設置すると、それはやはり農家の方々、それからそういう農業の経営に興味を持っている事業者、経営者の方々に広報していくという、そこら辺を非常に早急にやっていく時期だろうと。まだそこまでの準備ができていないかと思っていますけれども、そこら辺の考え方を、窓口だけはやはりつくって、これから取り組んでいこうという人の意欲を、自分たちでもだれが持っているのかというのを把握することも必要だろうと思っています。そこら辺は、どんな計画でしょうか。 ◎松島義幸 農業経営課長  昨年来、経営安定化対策といいますか、国の農業政策が非常に大変わりをしているような感じで、昨年、担い手育成支援協議会という協議会を立ち上げまして、こういった認定農業者を中心とした育成、支援をやっていくような協議会も立ち上げております。この中で、いろいろなプロジェクトも設置しておりますので、その一環として、そのような方向でいろいろ検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆佐々木俊和 委員  やはり熊本の産業で農業というのは、物すごく大きいと思うんです。そういった意味では、積極的に転換していくという姿勢が大事だというふうに思っていますが、言うならば、意欲を持った農家の皆さん方、それから力を持った、言い方悪いですけれども、農家の皆さん方はどんどん伸びていくというふうに思っていますけれども、やはり底上げを全体的にしていくということを考えれば、そういうやり方とか情報とかを提供していって、自分たちだけでできないなら、企業の皆さん方とつなげていくという作業が非常に大事になってくるかというふうに思っていますので、ぜひそこら辺は、部内でも早急に対応策を練っていただいて実行していただければというふうに思っていますので、よろしくお願いします。 ◆島田俊六 委員  水産で1点だけ。  後継者育成、これから5年先、10年先、大きな問題ですので、現状はどうなのか。ここで育成経費が100万円ぐらい出ていますけれども、現状がどうで、どうしたら後継者が育成されるのかと、課長、どういう考え持っているか教えてください。 ◎谷崎巧 首席農林水産審議員兼水産振興課長  現在7組合の中で、後継者というのは140名ぐらいおられます。市の方も後継者を育てるために、いろいろな研修会等もやっております。また天草にあります県の水産研究センターに毎年5名ぐらい各組合から選んで研修にやっている等、後継者育成等について努めていると思っております。 ◆島田俊六 委員  漁業組合に入っている家庭からして140名が、大体何パーセントぐらいになるんですか。逆に言えば、入っていない、もう後継者がいないというのがどのぐらいなのか。 ◎谷崎巧 首席農林水産審議員兼水産振興課長  現状では、組合員というのが大体2,000名程度でございます。ただし、2,000名の中でも本当に従事されているのは、その中の4割か5割。例で申しますと、ノリ生産者が現在260経営体ですか、そのノリの方の後継者が主だと思います。140名も全部ノリ関係の後継者だと思います。 ◆島田俊六 委員  あと1点だけ。  熊本のアサリというのは、非常においしくて大きいと評判になっているわけですけれども。アサリの非常に厳しいとき、とれなかった時代もあるんですけれども、平成16年度、17年度の状況というのはどうなっているんでしょうか。また、一番厳しいときから手を打ってこられて、今回復だと思うんですけれども、その状況はどうなっているんでしょうか。 ◎谷崎巧 首席農林水産審議員兼水産振興課長  最盛期が、昭和の初期だったと思います。大体2万トンぐらいの生産量が揚がっていたと。平成に入る前、60年代、これが皆無に近い状態になったと。現状で、その辺を水産振興課としてどのようにしたらいいのかということで、覆砂の事業だとか、竹芝を張ったりしまして、平成15年には大体3,000トンぐらいの水揚げがありましたが、余りにとりすぎて、平成16年には1,300トンまで落ちたいうことで、私たちも、乱獲とか、そういうのを指導しまして、管理漁業型に今指導しているところでございまして、平成17年にはまた回復しまして、大体2,400トンの水揚げが揚がっていると。平成18年に入ってからもかなりの水揚げが揚がっておりますので、今後とも漁業者と一緒に研究してまいりたいと思っています。 ◆島田俊六 委員  極端によかったり悪かったりするんではなくして、やはり育成していく漁業というのをぜひ目指していただきたいと思います。 ◆田尻清輝 委員  9ページの生産流通課、下から2番目に、学校給食生産者組織支援経費があります。議会では言っているけれども、学校給食には地産地消ということで、熊本の農産物を利用していただくようにということで、ここには20万円の予算を組んであります。KUMAMOTOブランド野菜とか何とか、非常に力を入れておられるということで、どのぐらい地産地消を学校給食で今後伸ばしていこうと思っているのか。また、生産者の支援の経費ということだけですから、そういう地産地消を、市としてどういう努力をされているのか、その辺をちょっとお尋ねします。 ◎大藪重利 生産流通課長  学校給食につきましては、平成17年度は24品目を導入しております。学校給食導入が平成12年度からですので、12年度は4品目でございました。24品目ということで、数は順調にふえてきております。まだ17年度について最終集計はしておりませんけれども、16年度で野菜の量的なものでいきますと、納入量が12%でございます。これを、できれば30%ぐらいにもっていきたいというふうに考えているところでございます。野菜の納入が、どうしてもタマネギ、ジャガイモ、ニンジン、こういうのが学校給食で使う野菜の主流でございまして、だから量だけで比較をしますと、半分とか簡単にいける量ではありませんけれども、できるだけ量はふやしていきたいと。  今申しましたように、12年度から始めまして、事業は12年度から組んで、まず学校の栄養士とか調理師あたりに、農産物の理解をいただこうということで、12年度から16年度まではかなり厚く予算を組みましてやってきたところでございます。今、18年度についておっしゃられましたことにつきましては、今は市全体の小中学校という形でやっているものですから、できれば今度はモデル校みたいなのを選んで、地域の人がつくって自分のところの小学校に納めるとか、そういうふうにできないかということで、17年度から城山地区を、農家もありますので選びまして、農家の方がよそを見に行ったりして、自分たちもやろうという機運を盛り上げていただいているという予算でございます。 ◆島田俊六 委員  私も気になって、今度は教育委員会の方に聞いたんです。一番問題が、年間通して量が確保されるかどうか、そこが一番教育委員会としては、気にしているわけです。なぜかと言うと、今まで入れていたそこを、断らなければいけない、こっちを地産地消で地元を使っていったら、量が足りない、断った方にまた頼まなければという、ここが人間として、一たん断って、量が足りないからまた頼むというところが、一番厳しいところだそうです。だから、量が本当に確保されるようにしなきゃいけない。今課長が言われたように、1校区だけでもモデルでやれば、これは量的には全く問題ないと思うんですが、全校でやると、非常に量的にはまだまだ地産地消といいながら、やはり厳しいんではないかと。その辺は農家の人にもよくわかっていただいて、地産地消を推し進める。問題は何か、量的なそういう安心して学校給食会の方にも大丈夫ですと、一年間通してタマネギでもニンジンでもジャガイモでも供給できますという体制をつくらない限り、100%というのは難しいんではないかと。 ○田中誠一 委員長  時期的に、夏場というのは山間地のほうに任せないといけないし、その辺をうまい具合に調整とれば、できないことはないと思いますから、よろしくお願いしたいと思います。
    佐々木俊和 委員  水産振興課の方に戻ります。  漁業者の後継者の話が出ましたが、私も漁師の息子で後継者だったんですが、やめてきましたけれども、非常に頭痛いんですが。ここで、熊本有明貝うまかもん推進事業ということで、新年度から取り組みを進めるということで、KUMAMOTOブランド化で、これからの事業計画、そこら辺をまず教えてください。 ◎谷崎巧 首席農林水産審議員兼水産振興課長  有明貝うまかもん推進事業におきまして、かつて多く生息しておりましたタイラギ、アカガイ、コウカイ、この辺を平成18年度から3年間研究して生産ベースまで乗せたいと。まず18年度でございますけれども、導入試験をやって、先進地視察等を見ながら、どのような干潟でやった方がいいのか、水下式、下げてやった方がいいのか、その辺をまず1年間でやりたいと。19年度にできれば販売、流通ルート等の確保というところもやっていきたいと。20年度には大体本格的な試験ができれば、製品づくりをやって、まず試食会とかをやって、飲食店等で評判がよければ、これをブランド化していきたいというふうに考えております。 ◆佐々木俊和 委員  ぜひ、取り組みを成功させてもらいたいと思っています。非常に先ほどから話を聞いていると、熊本の漁業者らもノリが主流ですから、そうではなくて、魚介類も何とか生産を伸ばしていただくことによって、漁業者の後継もやはりふえてくるというふうに思っていますから、そこら辺やはりぜひとも、指導センターも計画されていますので、綿密にやっていただければというふうに言っておきます。 ◆田尻清輝 委員  ノリとか貝は取れるけれども、魚というのはどのぐらいとれているんですか。 ◎谷崎巧 首席農林水産審議員兼水産振興課長  統計で見ますと、魚類で見ますと、量で221トンで、金額的には1億円程度しか揚がっておりません。実際はまだ多く揚がっていると思いますけれども、統計上はこれぐらいしか揚がっておりません。 ○津田征士郎 副委員長  谷崎課長にお尋ねしますが、大多尾の沖と天明沖で、もと砂利採取を相当やっていた。今現在、あれがとったあとにヘドロが流れ込んで、南風というんですか、あれでずっと河内から岱明、荒尾地先まで流れ込んでいって、漁場がヘドロ化してしまっている状況があったんですが、今もうあれは中止になっておりますか。 ◎谷崎巧 首席農林水産審議員兼水産振興課長  平成17年度に、21号協議会というのがありまして、有明海全体の砂の採取につきまして、話がついていないということで、1年間ストップの状態でございます。 ○津田征士郎 副委員長  あれが相当影響のあるものですから、心配しているわけです。現場を見に行ったんですが、とにかくとった跡、1キロメートル四方、ずっと2キロメートル、3キロメートルと汚れた海水がずっと流れています。余り感心したものではないというようなことで。 ◎谷崎巧 首席農林水産審議員兼水産振興課長  県の有明海再生事業の中で、覆砂というんですか、これを採取してふるということではなくて、現在あります砂を作澪しながらそれを再利用するという方向で、今県の方の指導もなっております。 ○田中誠一 委員長  農林漁業関係は、もうよろしゅうございますね。 ◆島田俊六 委員  フードパルで2点お聞きします。  1点は、ここにも出ていますけれども、フードパルフェスタ開催経費というのが半額になっているんですけれども、今までどういうところに600万円使って、新年度は300万円でいいのかどうか。あそこもしっかり活性化してあげないと、厳しいんではないかと私の目には映るんですけれども、600万円から300万円でいいのかというのを、ぜひ教えてください。 ◎堀洋一 経済企画課長  今回フードパルフェスタにつきましては、今まで600万円の負担金を出しておりましたのを、300万円にいたしました。こういう財政も逼迫しておる状況でございますので、言いますならば、フードパルフェスタとワールドフーズカーニバル、2回開催をいたして、650万円ぐらいの規模の事業をやっております。そのうち、600万円私どもの方で負担をしておったわけでございますが、フードパル協同組合と私どもの負担割合の見直し、それとあと、事業内容につきましても精査をしながら、効果的な事業を実施していきたいというふうに考えております。 ◆島田俊六 委員  最初の年はお客様が100万人ぐらい来られたと思うんです。そこからだんだん減ったのではないかと、私は危惧しているんですけれども、平成16年度はどれぐらい来て、平成17年度はどのぐらい来られたのか。このフェスタがそういう精査されて、縮小して600万円補助していたのを300万円にして、あそこの組合の方が300万円出して600万円の規模にするのか、あるいは300万円ぐらいの規模でフェスタをやるのか、年2回を年1回にするのか、その辺の考え方をどうされるのか。私は本当にあのフードパルを、もっと脚光を浴びるようなものにしなければ、だんだんじり貧になっていくんではないかと思っているんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ◎堀洋一 経済企画課長  フードパルフェスタにつきましては、平成16年度が1万人、平成17年度が1万5,200人、もう一つの冬に開催いたしますワールドフーズカーニバルにつきましては、16年度が1万7,000人、17年度が1万5,500人というような状況でございます。入場者数につきましては、その当日の気候状況等とも大分影響してくるということでございますが、フードパルの協同組合の役員たちともお話をしておりますけれども、たくさんの方に来ていただいておるというような状況でございます。  そういう中で、今委員の方から御指摘いただきました、では18年度どういう事業にしていくのかということでございますが、基本的にはその実行委員会の中で御相談をしながら進めてまいりたいというふうには思いますが、できるだけ事業の質を落とさないような形で、若干予算規模は縮小しながら、工夫をしながら実施をしていければというふうに思っておるところでございます。 ◆島田俊六 委員  あれだけ立派なフードパルをつくったわけですので、これから先も市民の皆さんにもわかっていただき、観光のスポットにもしていただきたいと、ぜひ検討していただきたいと思います。  もう1点、フードパルの食品工業団地取得用地施設償還金というのが1億7,800万円出ているわけですけれども、これはあと、新年度の1億7,800万円入れたあと、償還というのはどの辺まで続くんですか。 ◎堀洋一 経済企画課長  平成30年度が最後になるというふうに思います。 ◆島田俊六 委員  熊本市が取得している場所というのは、当然残るわけですけれども、あと、一たんは熊本市が取得した、それを売却したというところもあるわけですので、ずっと1億7,000万円ずつ、あと十何年償還していかなきゃいけないのかどうか。 ◎堀洋一 経済企画課長  先ほど委員おっしゃいました1億7,000万円の分につきましては、食品工業団地、そして和泉地区の公園等々の購入の経費でございます。そういうことでございますので、その金額については、漸減はいたしますが続いていくということになります。 ◆島田俊六 委員  あそこもいろいろな経緯があってそういうようになったわけですから、あとこれから、フードパルに対して、脚光を浴びるような、市の名所になるようなところにぜひしてほしいと、それは要望にしておきたいと思います。 ◆田尻清輝 委員  よく聞いていなかったけれども、去年は600万円でことしが300万円と、この要求状況を見てみれば、600万円要求ではなくて300万円の要求だったんですよね。何で300万円減らしたんですか。 ◎堀洋一 経済企画課長  先ほど申し上げましたように、旧協同組合と私どもの負担割合の見直しと、事業についても精査をしていこうということで、財政ともお話をする中、300万円の要求にさせていただいたというところでございます。 ◆田尻清輝 委員  それで、今島田委員がおっしゃったように、観光も兼ねて脚光を浴びるようなフードパルに大体あそこは一般市民と生産者の触れ合いの場ということでできたんだけれども、300万円でそういうことが可能だということにであれば、それでしっかり頑張ってください。120万人ぐらいの来場者が来るぐらい。あの中にあるワイン工場は自前で観光客を誘致しているがほかのところは売ってしまったり、代がわりしたりしているものだから、やはりどうしても観光客を誘致することが難しくなるかもしれないし、とれたて市の人たちも一生懸命頑張ってしているけれども、なかなか交通の便というのもあるものだから、ほとんどが自動車で来る人ばかりなものだから、いろいろと地元からの要望とか何とかあるかもしれないけれども、よろしくお願い申し上げます。 ◆佐々木俊和 委員  同じく15ページの熊本港利用促進経費で、熊本港ポートセールス協議会負担金が新年度も組まれておりますが、この協議会に入っているメリットというか、以前も私は質問したことがありますが、もう入っていることそのものがどうなんだろうと、熊本港の位置づけ含めて、そこら辺の見解を、新年度も予算が組まれていますので、私はやめた方がいいんではないかという話をしておりましたが。 ◎堀洋一 経済企画課長  熊本港につきまして、熊本港ポートセールス協議会に加入いたしまして、熊本市として200万円の負担金を支出させていただく予算をお願いいたしております。委員おっしゃいますように、熊本港について、言うならば、物流港の必要があるのかというような趣旨であろうかというふうに思います。確かにここには定期の旅客航路も運航いたしておりまして、年間100万人程度の御利用をいただいておるというようなことで、観光港的な意味合いも大きいというふうには思います。熊本港の輸出入額、輸入が約58億円、輸出が約26億円、合わせますと80億円強の物流が現在も行われておるところでございまして、また市内の企業も熊本港を利用してお取引をされているという状況の中で、また釜山とつないでおります現在のコンテナ船も、徐々にではありますけれども荷物量も決して減っていない、2便が1便になりましても決して減っていないというような状況でございますので、物流港としての役割も、熊本港としてはあるのではないかというふうに現在のところは考えております。 ◆佐々木俊和 委員  ここで本質的な論議はできないというふうに思っていますけれども、先ほどおっしゃったように、週2便から1便に減便になった、それからもともとそういういろいろな、ポートセールス協議会なり、港にかかわる部分でかかわっていた企業がどんどん撤退しているという状況もありますから、本当に今の計画どおりで、それだけの物流が確保できるのか。最初に熊本港をつくるときの展望が本当に見出せるのか、熊本県内全体の港湾計画も含めて根本的な論議をするべきだろうというふうに私は思っています。そういった意味では、熊本港そのものの位置づけというのは、やはり見直すべきではないか。観光的な港として、私は位置づけるべきではないかというふうには、自分自身では思っていますので、ぜひそこら辺の本質的な論議を、経済サイドからも、熊本市としてどうやって今から熊本港を位置づけていくのか、今からまだ事業費かかるわけでありますから、本当にそれだけの事業費を打ち込んで最初の計画どおりの物流ができるのか、貨物が確保できるのか、非常に厳しい状況ではないかというに私は思っていますから、施策の転換、位置づけ方を変えていくべきではないかというふうに思っています。そこからまた新たな産業戦略を組んでいけばいいわけですから、非常に熊本港、これだけ今までお金を打ち込んできたわけですから、有効利用をぜひしていかないといけないという立場で、問題提起として、ぜひ今後の課題として取り組んでいただきたいというふうに思います。 ◆島田俊六 委員  同じページの産業文化会館のことで、何点かお尋ねいたします。  1点目が、チャレンジフロアですが、新聞にも出てましたけれども、地下1階だったですか、2店舗しか入っていない、これがなぜこういう状況になったのかというのが1点です。2点目が、いろいろな公共の施設がかかわってくるんですけれども、立体駐車場をなくして地下駐を使おうとか、いろいろな質問があって答弁されていますけれども、あれだけいい位置にあるわけですので、もっと収入面で何かできないかという。以上2点を、考えておられることをお尋ねします。 ◆落水清弘 委員  きのう説明がありました。今後について年度末までに報告をするというお話をしましたのは、去年の9月でしたか。きのうの御回答では、年度内に計画策定ができなかったと、もう少し時間がほしいという内容でした。時間は幾らでも差し上げるのは構わないわけです。しかし、今島田委員も言われましたとおり、非常に我が市にとって立地条件は物すごくいい場所です。ところがもう、下賎な言葉で言うと、あれが交通センターと新市街の間の壁だというふうなことを言うような人がいるような社会状況の中で、あれほど本当ならば有効利用ができる建物を公が所有しているのにもかかわらず、今年度内に計画を策定すると言われたにもかかわらず、なぜそれが全く白紙のままで、できませんでしたということで事が終わっているのかが、私は正直なところ首をかしげるわけです。どういうふうなビジョンをお持ちなのかは言ってもらわないと、各論はまあいいです、しかしビジョンに関してだけは、全く持たないでは話ができないわけです。その件はぜひ一緒に話していただければありがたいんですが。 ◎堀洋一 経済企画課長  私の方からは、チャレンジフロアについてお答えさせていただきます。  チャレンジフロア、御指摘のとおり、現在お二人のチャレンジャーといいますか、参加者、10人を予定しておりましたけれども、現在お二人というような状況でございます。私どもも少し予想が外れたというところで、現在いろいろな努力をしておるところでございます。なぜ二人になったのかというところでございますが、チャレンジショップみたいな形での小売業あたりのチャレンジショップは、実際どういう形でどういうふうにするのかというのは、参加をされる方もわかりやすいのではないかというふうに思いますが、今回はいわゆるデザイナーの育成というようなテーマを設定いたしまして、チャレンジフロアを設定いたしたわけでございます。そういう中で、やはり私どもの思い、この受託者でありますKD21の思いあたりが、十分に該当者の方に届いていないのではないかということで、現在いろいろな団体に直接出向きまして、周知をする、またデザイン関係の若い方々に熊本デザイン協議会の会員の方々から直接働きかけをしていただく、またにぎわい創出のために、ギャラリースペースを活用して各種イベントを打っていくというような形で、参加者をぜひ増加をさせたいということで努力しておるところでございます。 ◎松崎忠 産業文化会館長  今落水委員の方から、それから従前には島田委員の方からも若干入りました、産業文化会館のありようの問題につきまして、昨日私の方からいわゆる時間的な問題も含めて、諸々の外的要因があった関係上、若干のお時間をいただきたいと申し上げたところでございます。その件につきまして、私の方から、いわゆる時間稼ぎをしているという意味ではございませんで、できるところから具体的には進めてきているところでございます。確かに平成17年4月1日をもちまして、外部監査から指摘を受けました。その指摘の中にも関連する項目、幾つかございました中で、それに対応する形で、具体的には会館内そのものの活性化、利活用という形で、今先ほど経済企画課長の方からも話しがございましたチャレンジフロアの配置をしての努力の問題、それから1階につきましては、いろいろな過程がございましたけれども、1階につきましてはこの4月1日から、具体的には市民課セクションとそれから市民課・協働課セクションの公用的なセクションが入ってきまして、より交通結節機能を生かした市民の利便性を図るための市民課証明業務、それからボランティア関係業務の展開をさせていただく格好で、ここの具体的な展開を進める予定で、4月1日からオープンセレモニーも含めて考えておるところでございます。あわせてもって、この秋には、当会館にございます消費者センターという相談施設、それから産業経済、あるいは特に中小企業者が多い我が市におけますところの経済機能の中で、相談窓口という形になります中小企業サポートプラザの問題もございますが、それとジョイントする形での司法支援センターという、これは法務省のやる特殊法人でございますが、この秋に当会館の5階にオープンする予定で今準備を進めさせていただいているところでございます。  そういった中である程度会館内部での活性化を図りながら、それとあわせて、それによります副次的効果としての消費行動につながればという考え方のもとで、これは若干個人的な部分もありますけれども、今標榜しているものは、コンパクトシティ的な形を標榜せざるを得ない、それが一つの考え方なのかと思います。そういった中で当会館そのものが、複合的な機能という、本来設置目的的に産業の振興というのと、市民生活の文化の向上という2つの両面を持っているビルでございます。そういった中で、設置目的の趣旨を十分生かしながら、今後とも中身を詰めていきたいと思います。  あわせてもって、今、当会館内部の話だけを申し上げましたんですが、今盛んに当会館を含めてあの地域というのは、辛島公園から始めまして、熊本城を中心とした地域一帯ゾーンでございます。非常に修景も含めまして、これから活性化すべきゾーン、昔から言われておりますシンボルゾーンでございますが、その中にあって、先ほど落水委員の方から御指摘ございました、非常に機能的にもいい、条件的にもいい場所にあるはずなのに、公的機関としてその機能が生かされていないんではないかという、確かにおしかりの分はあるかと思いますが、そういった中で、私どもといたしましては、着実に、遅々としては、外見的には進んでいないかもしれませんけれども、部分的に機能の改編、あるいは中身の改良を改善を今、ここ1年間の中でも若干進めさせてきていただところでございます。  今後の将来的な展開の中で、どう、産文会館を位置づけるかということにつきましては、きのうの論議のお答えの中でも申し上げました、外的要因としての熊本城、それから熊本駅前の新幹線開業に伴う駅前ビルとの関連性、それと指定管理者等々の問題点、それから先ほど島田委員のおっしゃられた立体駐車場のありようの問題、あるいはハード的な問題等々がございまして、ただ当面考えていかなければいけない事項がございますので、問題を若干時間をいただきたいということを申し上げます。 ◆落水清弘 委員  熱い思いが十分わかりました。私は全然おしかりもしておりませんし、別に急げということを言っているわけではないんです。産文が、産文の中で御苦労されているのは十分仄聞しています。今のお話は十分わかっております。問題は、熊本市としての産文の位置づけです。今の状況では、完全に産文が個別にやられる問題ではもうなくなっているわけです。あの新市街からくまもと阪神の間ですが、やはり商業部門の充実をしなければ、町の形態として全く成り立たないということは、だれが見たってわかっていることでしょう。外の壁にろくにコマーシャルも打てないような状況で、商業部門の充実一つすらできない、そんな単純なことすら改善をしていこうというものが出てこない、それは産文の問題ではないんです。要するに、大きな熊本市として、産業文化会館、もうネーミングも変える時期だと私は思っていますけれども、そういう部分も含めてあのビルディングをどういうふうに今後利活用やっていくのか。単なる公共施設を少しずつ入れて、何か中途半端なものにするという位置づけでは、何ら意味がないということを申し上げたいわけです。ですから、そこのところをはっきり申し上げて、局長、市長とお話しになってやられないといけない話です。御理解いただけますか、局長。細かい答弁必要ありませんけれども、御理解いただけるかどうかだけお話いただいて、市長と話していただけるという約束だけきちんといただければ、答弁はそれで。 ◎岡本安博 経済振興局長  現に、どうあるべきかについて、話もしております、市長とも努めてやらせていただきます。 ◆島田俊六 委員  さっき、堀課長だったか言われた、10人中、予想は入るだろうと思っていた、ところが2人しか入らなかった、だから今団体等に出向いていろいろなピーアールやっている。これは反対なんです。あそこを開くとき、団体等を回らなければいけないんです。10人希望だけれども20人来た、抽選で10人が決まったという状態をつくらなければいけないんです。それを、あいたから団体等にお願いして回るというのは、これは反対なんです。その辺のとらえ方も、今後絶対変えてください。そうしないと、同じようなことが起こるんです。私たち一般だったら、絶対、反対のことをやります。デザイン協会か何か知りませんけれども、そこをお願いするだけではだめだと、もっと幅広いお願いの仕方をしておかないと、10人は集まらないんではないか、いっぱいにならないんではないかというとらえ方をするんです。課長の方は10人ぐらい入るだろうという、それでは甘いんではないか、ここだけは直してください。それはお願いしておきます。  産業文化会館の、監査から指摘されたのも読みました。運営委員会を平成15年から今のメンバーで1回もやっていないという指摘もあっていますけれども、やはり市民のいろいろな意見を聞くと、いろいろな人の代表がそこの運営委員会に入っているわけですので、いろいろな意見を聞いてどう開いていくか、活用していくかというのをしないと、一つもいい方向には行かないんではないかと、それだけは指摘しておきますのでよろしくお願いします。 ◆佐々木俊和 委員  17ページの城下町大にぎわい市、非常に去年好評だったんですが、予算額が上がっておりますので、そこら辺の中身の変更があったら教えてください。 ◎本田正弘 商工課長  この予算につきましては、今年度実施しました分で、やはりいろいろな企画をしますと不足分が出ます。経済企画課とか、いろいろな課からちょっとずついただいてつくった分がありましたものですから、そういう部分、実際必要な分、プラス今度のいろいろな中心街の魅力アップのために積み上げた分のプラスより、前回も商店街が城下町インナーサイトということで、幅広く回遊性を持たれた部分での広がりも見せておりますので、今後なお一層のにぎわいのために増額要求をしてつけていただいた部分でございます。         (「規模は変わらないの」と呼ぶ者あり) ◎本田正弘 商工課長  膨らませていきたいと思いますけれども、エリアは変わらないというふうになっています。 ◆島田俊六 委員  商工課の中で、サンライフ熊本の管理運営が指定管理者になったんですけれども、指定管理者にしたら予算は少なくならなきゃいけないのに、ここだけ多くなっているんですけれども、それはどうなっているんですか。 ◎本田正弘 商工課長  こちらが増額している分は、毎年収支決算しておりまして、その部分で、以前財団として熊本市より引き受けた部分ぐらいから、繰り越しがありまして、それを食いつぶしていた部分が事業の中でございまして、それを見た部分でございます。 ◆島田俊六 委員  1点目が繰り越してきたやつがあるから、180万円ぐらいふえているわけですけれども、その繰り越してきていたことは知っていたわけですか。2点目が、繰り越してきたやつを補てんするために4,800万円になっているわけですけれども、繰り越しは別として、指定管理者にした場合にどのぐらい予算的に少なくなる見込みをしていたのですか。 ◎本田正弘 商工課長  繰り越しがありました分は、存じ上げておりました。400万円ほどの繰り越しがありましたものですから。それと、あと増額した分は、役員報酬として今まであった分を、今度補助金として別に分離して支払うことになっておりまして、それがやはり準公務員的な算出上で、少しここにございますように増額として現れた結果でございます。 ◆島田俊六 委員  本当に指定管理者としたら、当然下がるわけでしょう。その見込みはどのぐらいしていたのですか。 ◎本田正弘 商工課長  先ほど言いましたように、繰り越し分を含めましたものですから、その部分で計算しました分でございまして、実際は補助金部分をはずしますと減額というか、減っております。 ◆島田俊六 委員  どのぐらい減っているの。 ◎本田正弘 商工課長  実際は…… ◆島田俊六 委員  あとでいいです。あとで教えてください。  商工の方は、私は以上です。 ○田中誠一 委員長  商工関係で、ほかに質疑ありませんか。         (発言する者なし) ○田中誠一 委員長  商工関係のほかの部分でいきましょうか。観光の方で。 ◆島田俊六 委員  今回私が質問しようと、一番思ったのはここの部分で、まず、観光広報の部分です。観光広報宣伝経費が2,600万円から2,200万円、390万円程減額されている中で、ホームページ運用更新維持管理経費が420万円になっているんですけれども、平成17年度もうちの会派の西議員から追及されて新しく更新したんではないかと。今一番大事なのが広報宣伝ではないですか。その辺をどうとらえているのか、教えてください。 ◎大塚和規 観光政策課長  まず観光広報宣伝経費、392万8,000円の昨年に比べまして減額してお願いいたしておりますが、この減額の内訳でございますが、各種の観光パンフレットでありますとか、熊本夏のキャンペーンを打っておりましたこの経費を、実はパンフレットとかをつくりますときとかは、広報宣伝を入れたいということで、コンベンションの方に移管いたしております。それで落ちた部分でございます。  もう1点がホームページでございますが、ことしも実は更新やらせていただきたいと思っております。中身でございますが、当然維持管理料は除きまして、270万円程度の更新リニューアルをしたいと。やはり随時新しい情報をどんどん入れ込んでいきたい、いろいろな情報がなかなかオンタイムでできないというところで、各施設にその許可の権限を与えるシステムをつくりまして、ただすべて観光政策課の方に来てそこで更新はするんですけれども、そういう権限を与えるシステムをつくりたいという更新の経費でございます。 ◆島田俊六 委員  どうせ更新するなら、本当にトップが本気にならない限り、あそこでも聞いたんですけれども、これは熊本は負けだという思いでいっぱいなんですけれども、本当にトップが命がけにならないと、熊本には来てくれないですよ。ことしから来年にかけて、ほかの都市のコンベンションとかお祭りとか何とか見たら、もう大変な経費をかけてやっています。これが、長崎のさるく博の冊子です。これを私のところに送ってくるんですから。それで、中身見たらこれだけ。私はすぐ電話しました、半年間やるのに予算はどれだけ使っていますかと。幾らと思いますか。半年間やるのに当然コマーシャルも入っていますけれども、10億円使っているんです。熊本はどうですか。4月1日から始まります、とられますよ。質問でも言いましたけれども、由布院なんかはあれだけ宣伝されたら、自然でしょう、温泉でしょう、グルメでしょう、ドラマであるけれども、あれだけ宣伝されたら、あの効果というのは非常に大きな効果があります。そうやったときに、熊本がどう、こちらに向いてくれるかというのは、やはりまずはホームページの更新をしっかりやっていただきたいということです。 ◆落水清弘 委員  補正のときに資料をつくっていただきたいということでお願いしたもの、ここにいただいておりますけれども、今の島田委員の件と関連していきます。  一応観光関係予算と十把一からげにいってもいろいろ切り口がありますので、一応観光コンベンションの誘致と受け入れ機能の充実と、観光資源の魅力向上という部門分けでつくっていただきました。大体見ればわかりますけれども、一応説明をいただけますか。それと、新年度の数字をこの部門に分けて一番最後にゆっくり言ってください。 ◎大塚和規 観光政策課長  お手元にお配りしております九州主要都市の関係予算等の状況、簡単に御説明させていただきます。  前提といたしまして、各都市の比較をいたしておりますので、一般管理経費とか人件費を除いた事業費ベースで数字を出しておりますので、今回の予算の数字と若干変わっております。  まず熊本市でございますが、平成17年度の当初予算額3億4,857万7,000円でございます。これは、観光政策課が3億3,857万7,000円と、熊本城築城400年記念準備室の1,000万円を合わせた数字でございます。  熊本市を1といたしまして、下の方のピンクの矢印が上にむいておりますところが、熊本市よりも予算が多いところでございまして、ブルーのところが熊本市よりも若干少ないという都市をあらわした数字でございます。その下に、各都市の主な特色ある事業というのを出しております。福岡市、北九州市、鹿児島市、長崎市を出しておりまして、例えば福岡市、トータルは18億円でございますが、福岡タワーの経費が10億円ございますので、それを除きますと、8億円ぐらいかという気がいたしております。鹿児島市は維新ふるさとリニューアル事業が3億4,700万円かかっておりますので、12億7,000万円の予算のうちそれを除きますと、9億円ぐらいの予算を持っていると考えられます。先ほどお話の出ました長崎市、17年度でございますが、14億円の予算をつぎ込んでいらっしゃいます。  最後に、18年度の予算については、観光政策課3億6,416万6,000円、それから400年準備室9,000万円で、合わせまして4億5,416万6,000円でございます。 ◆落水清弘 委員  観光コンベンション誘致の3項目も分けてお願いします。 ◎大塚和規 観光政策課長  観光コンベンション誘致が1億7,024万9,000円、受け入れ機能の拡充が2億2,082万5,000円、最後の観光資源の魅力向上6,309万2,000円でございます。 ◆落水清弘 委員  もう大体説明でそれぞれ御理解いただけたかと思いますけれども、はっきり言って非常に熊本は少ないです。そして、去年からことしが著しく上がっているように一瞬思いますけれども、これは築城400年の8,000万円が増額の分です。これは真ん中の受け入れ機能の充実に含まれているんですか。それと、バスの経費2台分が4,500万円ぐらいあったですよね、これはどこに入っておりますか。 ◎大塚和規 観光政策課長  観光資源の魅力向上のところに入れております。 ◆落水清弘 委員  今の数字を差し引きますと結局去年よりも2,800万円ぐらい減です。だからちょうど市長が言われるところの、1割カットのあれに乗っかっているのかと私は気がしたんです、この数字を見て。だから、島田委員も本会議で言われましたとおり、私もあの意見、全く同感なんです。観光立市宣言は議会総意ですからね、あれは。多数決ではなかったですからね。総意で観光立市宣言をやって、執行部の体制というものがそれに呼応しているように感じないわけです。ですから、これも現課に言うと、いや精いっぱいやっております、精いっぱいやっておられるでしょう、お気持ちはわかります。きのう、千畳敷、五百二十畳敷でしたか、すばらしいものを見せていただいて、その部門その部門で情熱を燃やしてやっておられることはわかりますけれども、これもやはりトップの問題です。観光立市に対しての、トップがどれほどまでに真剣みがあって、受けとめていただけているのか。議員が52名総意で、観光に力を入れなければ、もう熊本市は他都市に乗り遅れるぞと言っている。この集計していただいた数字を見ただけでも、だれが見たってわかります。幾ら職員に意欲があっても、やはりあるものがなければ行動に移せません。ですから、これはもちろん私は財政にも言いますけれども、これはやはりトップの問題だと私は思いますので、この点も、局長、この書類を持ってトップに説明してください。いいですか。答弁お願いします。 ◎岡本安博 経済振興局長  私ども、観光振興、非常に重く受けとめております。本会議でもいろいろ御指摘もいただきましたし、今も励ましといいますか、お言葉をいただきましたので、意を受けて取り組ませていただきます。 ○津田征士郎 副委員長  23ページの海外観光客誘致対策事業で、1,030万円が537万円、492万5,000円の減額ですが、この理由をお願いします。 ◎大塚和規 観光政策課長  海外観光客誘致対策事業の492万5,000円の減額予算についてでございますが、先ほどと同じ理由でございまして、4カ国語のパンフレットを観光政策課がつくっておりましたが、こういうのにも広告等どんどん取り込んで部数をふやすという意味で、コンベンション協会の方に移管したというのが1点。それと、実はJNTOといいまして、そこから海外の情報を取りよりしておったんですが、300万円ということで、情報の割にはというところでこれはやめまして、新たな機関に、これは50万円でございますが、そちらの方に入るというところの、見直しを行った結果でございます。 ○津田征士郎 副委員長  特にこの韓国、中国、台湾あたりの観光客の誘致、御案内のように昭和43年に観光基本法ができて、この前大きく報道がありました、小泉首相が外国人観光客を1,000万人日本に呼び込みたいと、力を入れていきたいというようなことでやっておる中で、長崎とか別府あたりを調べてみましたが、非常に外国の方の観光客の誘致に力を入れて、とにかく泊まっていただきたいというようなことでやっておられる中で、この前は私は一番に目いっぱい言わせていただきましたが、この点も、局長、力を入れていただいて頑張っていただきたいと思います。 ◎岡本安博 経済振興局長  先ほどから観光政策課長申しておりますように、若干今コンベンション協会と観光政策課の仕事の見直しを、去年ぐらいから進めております。と申しますのが、例えばパンフレットをつくるにも、役所がつくる場合は広告なかなか難しい面がございます。コンベンションですと、その辺がフレキシブルにできますし、自由度が高うございますので、現場的な話は極力コンベンションの方でやっていただくと、自由に動けるだろうということで。施策的な話を観光政策課と。そういう意味で、動きやすいように、去年からまつりの方も観光政策課の方でやるというふうにしていますので、それにマイナス度が数字的に出ている面がございますが、説明したような事情もございます。とにかく、先ほども申しましたように、観光につきましては、あらゆる取り組みさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ◆島田俊六 委員  さっきは市長のトップセールスを言ったんですけれども、局長たちも対外的にいろいろなところでお話する機会があるでしょう。どうですか、年間に岡本局長が何回ぐらい対外的にお話する機会があるんですか。いろいろな会合に呼ばれるでしょう。ことしだけでもいいですから、大体どのぐらい行ってるんでしょうか。 ◆佐々木俊和 委員  同じような話なんですけれども、本会議でもずっと出ておりましたけれども、熊本城の築城400年祭、やはり全体で取り組もうと。いかんですね。本当に機運を盛り上げて、みんなで、執行部も議員もやらなければいけないと。うちの会派の中で話していて、さっき島田委員が紹介した長崎のさるく博、あれで、私たちも九州ブロックだとか県内の会議だとかと、議員の集まりがあるんですけれども、長崎の議員が持ってきました。こんなしてありますから来てくださいと。そこら辺が、それぞれの立場の方々も、議員も意識しながらやらないと、これは本当に集まりが難しいかと。これから熊本の都市戦略とか観光戦略考えていく場合に、最終的には新幹線の開業に向けてどう盛り上げていくかということで、来年はやはり築城400年。これを何とか成功させないと、観光立市くまもととしての試金石になりはしないかというふうな気がしますので、今岡本局長に質問ありましたけれども、そういう体制をつくってもらう、機運を盛り上げてもらう、そういう意識づけをそれぞれが、職員、議員が持っていくような取り組みというものを考えていかないと、具体的にしていかないと、これは本当に来年は厳しいんではないかというふうに思いますので、今のやつも含めて答弁をお願いします。 ◎岡本安博 経済振興局長  以前も例えばいろいろな行政視察に行ったときに、持っていって宣伝したらという、そういう進言もいただきました。やってみましたけれども、何か間でちょっと中だるみ的なのも多少感じられます。ただ、庁内会議、連絡会議も設置いたしましたので、ただ単なる事務連絡だけでなくて、今おっしゃったようなことで、フル稼働しますように、全力でいろいろな働きかけをやっていきたいと思います。 ○田中誠一 委員長  これから行政視察が入りますので、各議員全部パンフレット持たせていただくように。 ◆島田俊六 委員  局長もいろいろなところでお話する機会があるでしょうし、次長もあるでしょうし、部長、課長、みんなどこかであるでしょう。そのときに、その場で話するかどうかは別として、終わってからでも何かこの1枚でも渡すとか、本当にやらないと、始まってからやってもしようがないんです。もうことしなんです。ことしと言ったって、もう12月までですよ。12月のカウントダウンから始まるわけですので、そこに全力を挙げるためにどうしたらいいか、齊藤部長、本当にこの広報、宣伝というものをどのように考えているのか。 ◎齊藤寛 観光振興部長  今島田委員がおっしゃったように、確かに事前の広報というのが非常に重要なわけでありまして、長崎市、いろいろな九州各都市の状況を見ますと、非常に事前でのピーアールというのに力を入れていっているという状況ございます。400年につきましては、今現在4月以降に新年度予算、今度広報予算、それからプレイベントの予算、それから実際する1月の、先ほどのカウントダウンの予算等が、8,000万円の予算をふやしております。その中で、広報については、九州管内、それから関西、関東、それから海外というような分けた形で宣伝開始をやっていこうということで、今その準備をやっている状況でございまして、委員御指摘のように、若干おくれぎみになっているという指摘は確かにあろうかと思っております。今度大阪で物産展あります。それから、福井との姉妹都市交流もあります。それから、5月には女性スポーツ会議があります。その中で、私たちも築城400年の職員も自ら出ていってピーアール活動に務めるという形での準備を今やっている段階でございますので、今委員御指摘の件も十分肝に銘じまして、一生懸命頑張っていきたいと思っております。 ◆島田俊六 委員  一生懸命やるのは当然なんです。私が言いたいのは、部長とか課長とか、ここの局とか部とか課だけやったんでは遅いと。いろいろな手渡すのも、しっかりつくっておかないと、ただ言葉だけでは印象に残らない。ちょっとしたもので、こんな立派なやつをつくる必要はないんです、これは恐らくコマーシャルが相当入っていますから、コマーシャルでこれだけつくっていると思うんです。今落水委員からあったんですけれども、長崎のちゃんぽん屋とかラーメン屋にはおいておるそうです。だれでも取っていいように、これは総カラーで相当な冊数をつくっているんです。だから、ここまでということ、できれば一番いいんですけれども、できなくても、きちっとしたものを、だれでも。例えばうちの場合だったら、東京とか名古屋とか大阪にも兄弟がおるわけで、ぜひ来年はこういうのがありますと、あるから帰っていらっしゃいと言えば、これは400年だったら帰らなければねとなるわけで。その辺まで広げないと、本当に盛り上がってこないのではないかという思いです。この広報宣伝で、おくれたらいけないのよ、これは。おくれぎみということは、大変おくれていることであって、先手、先手でどこにも負けない広報宣伝やらなきゃいけないんではないかと思いますがいかがですか。 ◆島永慶孝 委員  岡本局長、あなたが経済振興局長になったのはいつですか。前は建設局長だっただろう。僕が何を言いたいかというのは、今東京かどこかに帰った前の助役がおったね、副市長というのか、福島とかいって。これが、記憶がある人は思い出してもらいたいんだけれども、熊日が今はえらい築城400年を報道しているけれども、あれをしないといって熊日が大きく書いた記事があるんだ、当時。非常に私それ憤慨して、たまたま夜だった雨の降っているとき、銀杏通りで福島をひっつかまえたんです。1時間傘の中に入れて、ひっちゃか言うてくれた、おまえ何てことを言うんだと。彼一人の発言ではないけれども。さっきから皆さんが言っているように、これはトップの姿勢にも大いにかかわってきておるんです。僕が言いたいのはそれなんです。だから幾らこの人たちに言っても、トップがその気にならなければ。  相前後するけれども、決算委員会のとき、共産党の重松議員が何と言ったですか。市長にもう少し交際費を使ってくれと、前代未聞です。ここなんだ、ポイントは。ところが、これは風評ですよ、市長が選挙運動するのに、前の三角市長の半分しか交際費は使っておりませんと言って、選挙運動して回ると。一見聞こえはいいけれども、それが、この経済交通委員会での観光事業に対してのあれになるんです。だから私がそのときに、福島にやかましく言ったんです。これは、前の市長は、一口城主といって一生懸命集めて、やっと基金も集めて、幾らお金がないからといってもやめることができるかと。そうしたら、数日を待たずして、予算を随分減らして。僕は何だといったら彼が建設局長だった、そういう入札関係に携った時代だから、今の市長の当選した翌年ぐらいだった、福島がおったんだけれども。このようになると、委員会でもそのあと何かのとき、共産党の重松議員が、何か知らないけれども、名前忘れたけれども、東京帰ったやつ、こういう人がいて、今のこんな雰囲気にしてしまうわけ。  だから、やはり幸山市長がその辺は、みんなこういう意見があるやつを、来年あるわけだから、過去にそういうことがあったにしても、もう少しやはりやるべきことはきちんとやっていかないと。本当に、何というか、町中の人たちなんかは気抜けしているものね。この間の島田委員の観光に対する質問でずっと聞いていたけれども、全くそのとおりだと思った。きょうもそういうお話が出たからあえて言うけれども、本当にあの時期、やめようとしたんだからつくるのを。金がないから、ただ単純にそういうことで。私はだから、銀杏通りで雨の中で傘の中に福島を引っ張り込んで、1時間近く言ったよ。そしたら、何とかかんとか言いながら、予算の規模はこうもしますかなんか言って、今はもう業者も決まってつくっているけれども。建設局長だった岡本経済振興局長のところでたしか入札があったんです。だから、いつごろだったかと聞いているんです。もう随分前なんですが今日まで引き続いて。  要するに、何もしていないように聞こえるというのはいけない。もうちょっとやはり活発に、熊本市を元気づけるように、にぎわうようにしてもらいたいと思うから、最後に僕は、今からたくさんほかの方質問があろうけれども、私はそのことだけは厳しゅう申し上げておきたい。多岐にわたって、やれ産院だ、ごみの袋だ、PFIだといろいろあるから気をとられておるかもしれないけれども、一番大事なことです。例えば競輪事業でも、この間あれだけはまって、90億円の目標を百十何億円も集めたと。やはり私は、職員のやる気で、きょうは藤山君は来ていないか、藤山所長はよく頑張ったと思う。一ファンとして、僕もちょっと銭使ってやるところだったけど、本会議中だったから行かれなかったけれども、それは余談だけれども、もう少し貢献してやりたかったけれども。要するに、職員がやる気をもって、どんどん頑張ればできるということを、彼は実証したんです。東京まで何遍もいって来年の築城400年にあわせて、12月には選抜もってくる。6つしかない全国大会のメーンイベントを熊本にもってくると、はまっているんだよ。何もここで藤山所長をほめるつもりで言うんではないんです。実際そういうことを、みんなで力を合わせてやればできるということを、最後にみんなに申し上げておきたい。市長に言ってくれ。しっかりそういう意見があったということを、岡本局長。 ◆島田俊六 委員  昼前ですので、もう1点だけ。  キャラクターがひごまる君だったか、あれも、私はもう徹底してやるべきだと思う。あれは公募して決まったと思うんですけれども、どうせ決まったんだから、ひごまる君を前面に出して、ぬいぐるみでも何でもつくって、前面に出してぜひやっていただきたい。もう後手後手だけはやめてほしい。齊藤部長、後手になっているようだと言ってるときは、もう後手後手なのよ。どうしたら広報、宣伝になるのか、どうしたらいいのか、どうしたらいいのかと突き詰めていくと、そのときに、いろいろな知恵がわいてくるんではないかと思うんです。ひごまる君、ぜひぬいぐるみつくってください。私も入ってから応援しますから。局長も入ってから、ぜひ応援してもらいたいと思います。  1つは熊本駅、1つは空の玄関口である熊本空港。そして交通センター、あと繁華街の下通、上通、新市街、どこでもやりますから。もう周辺の商店街が厳しいと言えば、ああいうのを持って行って盛り上げてやるんですよ。そしたら、商店街も活気が出るんではないですか。そういうのまで広げて考えないと、本当に後手にはなってほしくない。私が一番市長の答弁聞いていて腹の立ったのは、後手になって負けて、負けましたなんか言う、これだけでしたら報告は絶対してもらいたくないという思いです。よろしくお願いします。 ◎大津信一郎 熊本城築城400年記念事業準備室長  築城400年でございますけれども、シンボルキャラクター、ひごまるの今の使用状況について、ちょっと御説明させていただいてよろしゅうございますか。ひごまると決定いたしまして、現在ネクタイを1カ所つくっていただいております。それから、ティッシュの箱にシンボルキャラクターを入れてつくっていただいたのがございます。それから市の公用車の側面でございますが、マグネットシールをつくりまして、それを市の公用車の方に張っていっているところでございます。それから市の封筒でございますが、これにつきまして、平成18年度より築城400年祭のロゴ、それからキャラクターを入れまして、いろいろな形でピーアールをしていきたいと思っております。この件につきまして、いろいろな企業等の皆様に対しまして、この使用料について一切お金をいただくようなことはしておりませんので、どしどし使っていただきたいというようなことをお願いしているところでございまして、また今後幾つかの、岡山県人会の封筒とか、そういったものにも出させていただいておりまして、いろいろな形でこれをどんどん売っていきたいと思っております。 ◆島田俊六 委員  ネクタイとかティッシュとかマグネットとか、もうこれもいいわけです。ところが、今は広報の時代で、この前次長から聞いたら、どこかの市役所は、住基ネットか何かのカードの裏にコマーシャルを入れていると。もうそういうのでお金をもらうんです。そしてまたもらったそのお金を使うと。そんなべらぼうに高いお金ではなくても、もらうんです。発想に、お金は要りません、使ってくださいといって、使ってくれますか。盛り上がってきたら、使わせてくださいと、向こうから言ってくるような、そういうのにしないといけないんではないかと思うんです。ぜひ考えて、幾らか知りませんけれどもネクタイなんか売って回るんです。そしてそれを財源にしてまた広報する、また広報したらまた財源にして、また広報するという、その辺の発想はだめかと思いながら言っています。 ◎本田正弘 商工課長  先ほどの勤労者福祉センターの件で安くなっていないではないかということでございましたので、ちょっと資料を見ました。先ほど委員に御案内しましたように、400万円の繰り越しがあった分につきましては、平成16年度の決算が5,200万円ほど委託料で出しておりますし、平成15年には6,400万円ほど出しておるところでございます。よって、去年予算化するときに、その繰り越し分を引いて予算化しておりましたものですから、今までの委託料にしますとかなり安く委託料がなっておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◎堀洋一 経済企画課長  先ほど答弁の中に、1つだけ誤りがございましたので、訂正をさせていただきます。フードパルの償還金平成30年までと申し上げましたが、和泉地区の分は29年まででございますので、訂正させていただきます。すみませんでした。 ○田中誠一 委員長  議事の都合上、暫時休憩いたしたいと思います。  昼から、午後1時に再開したいと思いますので、よろしくお願いします。
                                午前11時57分 休憩                            ────────────                             午後 1時30分 再開 ○田中誠一 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  議案に関する質疑を行います。 ◆田尻清輝 委員  今度、周遊バスを3台で運行するということですけれども、今は2台で、乗客の状況はどうですか。 ◎大塚和規 観光政策課長  今2台の、周遊バスとシャトルバスが走っております。シャトルバスは、熊本駅から交通センターを経由して熊本城へ走っております。         (「周遊バスの乗客状況は」と呼ぶ者あり) ◎大塚和規 観光政策課長  周遊バスの乗客状況は、4万900名ほどの乗客があっております。         (「2台で」と呼ぶ者あり) ◎大塚和規 観光政策課長  そうでございます。 ◆田尻清輝 委員  それで、今度は周遊バスを3台、シャトルではなくて、もう1台。結局3台にふやすということは、2台ではどうにも周遊バスの運行が不足するということで、3台になるわけですか。 ◎大塚和規 観光政策課長  今回3台で走らせますのが、今走っております周遊バスのルートを若干変更いたしまして、例えば坪井にある夏目漱石の旧居を回るとか、そういう新しいルートを回らせたいと思っております。それと、先ほど申しました熊本駅から来ておりますシャトルバスを廃止いたしまして、周遊バスと一本化するということで、3台を考えております。 ◆田尻清輝 委員  ならば、熊本駅から周遊バスを走らせるということですね。さっきおっしゃったように、坪井の夏目漱石の旧居跡とか、そういうところも回れば、隠れたいわゆる観光資源も発掘できると思いますので、4万人が8万人ぐらいになるぐらい、頑張っていただきたいと思います。 ◆島田俊六 委員  次は、動物園のことを何点かお尋ねします。  1点目が、旭山動物園があれだけ人気になり、脚光を浴びて報道されていますので、熊本市動植物園はどうだろうかという市民の目も向いているんです。そのとき来ていただいた人が、もう一回来ようと、ここはおもしろいと、そういうお客に対する働きかけというか、まず来た人に対する働きかけ、来られなかった人に対するピーアールとか、そういうのをどう考えているのか、教えてください。 ◎黒葛原潔 動植物園長  今熊本市動植物園でも、旭山動物園が非常ににぎわっている中で、いろいろな工夫を進めております。1つは17年度の頭にオープンしましたふれあい広場が、子供さん方には非常に人気でございます。これは、一度ならず二度、三度、お越しいただいている方もいらっしゃると思っております。旭山動物園やほかの動物園と比べましても、私ども、非常に広い敷地面積、芝生広場等持っております。そういう中で、動物とか植物、遊具を含めて楽しんでいただける場として、そういうふれあいの人気の状況というのは、今後もリピーターにもつながっていくのではないかと思っております。  また、職員も含めまして、できるだけお客様に動物の知られていない面をいろいろお知らせしたいと。一つの動物についても非常に魅力を持ってございますので、そういう魅力をできるだけお客様に伝えながら、ほかの動物も含めてまた来てみたいという、ソフト面での工夫を今やっておるところでございます。例えば猿山にリンゴとかバナナとかのえさやりタイムを設けまして、そういうところで非常に動物のユニークな面を見ていただくということを考えております。もう一つは、小学生を中心とした対象に、夏休みサマースクール、日ごろなかなか行けない動物の管理センター、解剖室ですとか、手術室、治療室等々、それから、象とかキリンとかのいわゆる寝室、裏からのぞくツアーみたいなのをやって、ぜひまたそういうところに来ていただきたいいうふうな工夫を重ねておるところでございます。 ◆島田俊六 委員  集客対策だとか、リピーター対策だとか、いろいろ考えられていると思うんですけれども、私もいろいろな動物園を見てきました。一つやはり熊本が考えなきゃいけないのは、動物たちが生き生きとしとかなきゃいけないと。疲れ切って横にごろっとなっているだけではいけない、生き生きとするためにどうしたらいいか、これはぜひ考えていただきたいと思うんです。  もう1点が、サポーターが思ったより多かったということですので、私も入っていますし、孫たちも全部入っているわけですけれども、ぜひそういうのを通して、何ていうか、応援隊みたいな、サッカーにしたって野球にしたって、いかに試合ごとに足を運んでくれるかというのが最大のポイントです。動物園も、私はそうだと思うんです。だから、そういう人たちが多くなればなるほど、観客というか入場者数というのは上がっていくんではないかと思いますので、その辺のサポーターの取り組み、現状はこうだと、この次はこうするというのだけ教えていただきたいと思います。 ◎黒葛原潔 動植物園長  御指摘いただきましたように、去年4月から始めました、動物サポーター制度が、当初約1,500人、250万円ということで目標を立てておりましたけれども、現在もう1,700人、300万円を超えております。中には匿名でもいいから寄付したいと、動物のために何か役立ててくださいという、非常にありがたいお申し出もあっとります。そういう中で、1回きりではなくて、2回目、3回目まで経常的に応援していただくサポーターの皆さんを、しっかり私どもお願いしていくことが非常に大切なことだろうと思っております。  先日もサポーターの皆さん、これは全員はなかなか難しゅうございましたけれども、サポーターの皆さん方を対象にした動物園の裏方ツアーみたいなものを催しました。それから、ちょうど今度切りかえ時期になりますんで、また現況とお礼も含めて、継続加入のお願いを、それぞれ皆さん方にお願いをしたいと思っております。また、サポーター制度も含めて、いろいろな機会に今動物園ニュースを流しておりますし、おかげでホームページも非常にたくさんの方に見ていただいておりますので、少しずつそういう形では認知度もアピールも広がっていっておるんではないかと思っております。 ◆島田俊六 委員  もう1点だけ。  猿山とシロクマだったか、来年改修するわけですけれども、当然旭山動物園も一遍にあれだけやったわけではないわけです。年度をずっと追って今の姿をつくったわけですので、熊本市動植物園も、次は猿山とシロクマ、次は何と何、次は何と何という計画はもうできているんですか。今から猿山とシロクマはできているけれども、そこから先はどうなっているか、最後それだけ聞かせてください。 ◎黒葛原潔 動植物園長  きちんとした年次計画ということをつくっておるわけではありませんけれども、ここ短中期、10年ぐらいの中で、こういう形で整備していきたいというものは、私どもとしては5項目ほど構想を持っております。その中の第1番目の急ぎ充実したい項目として、委員今おっしゃられた、入り口部分と、入り口入ってすぐの、猿が何種類もおりますけれども、その部分と、正面の北極グマ、特にお入りになられたお客様に第一印象を持っていただくための整備を、真っ先に考えさせていただければということで、平成18年度の経費の中に、そういう動物の魅力づくり、魅力のある展示の仕方のための設計経費をお願いしておるところでございます。おっしゃいますように、順次積み重ねていきながら、次のチンパンジーとか、カバとか、場合によっては江津湖の自然を模したようなものとか、そういうものを順次、将来的に整備をさせていただければと思っております。 ◆島田俊六 委員  最後に、通常総会が5月あるわけですけれども、これは何人ぐらい来られる予定なのか。局長、当然行かれると思うんですが、そのとき行かれるのかどうかわかりませんけれども、来年度のピーアールの絶好のチャンスなんです。だから、全国から何人来られるのか。 ◎黒葛原潔 動植物園長  これは、いわゆる年次総会でございますので、全国の動物園、水族館協会の会員であります水族館、動物園からの、基本的には館長、園長を中心とした集まりでございます。160館ほどの会員がございますので、プラスアルファぐらいで、200人弱の会合になるのではないかと思っております。 ◆落水清弘 委員  観光の方で、農業関係でも例のブランドというやつを、何か議場ではKUMAMOTOというアクセントで発表があったようでございますけれども、いろいろな切り口があると思うんです。しかし、観光面からのブランドづくりというというのを、コンベンション中心に一生懸命やっておられることは十分わかるんですけれども、もう少し懸賞金でもつけて、市民から発掘させる知恵というものを使ってみたらと実は思うわけです。私は余りさほど博学な人間ではありません。しかし、いろいろなものに興味を持つ、そういう探究心は、どっちかというとあるほうのつもりでおります。そういう中で、本を読んでいて例の越中ふんどしの話を見つけて、提案をさせていただいたわけです。幸いにも、鶴屋の中尾元社長がこれに賛同していただいて、実際それが製品化して、相当な枚数、もう1万枚を超えているという話ですけれども、売れているわけです。結局、私のような人間でも、そういうものを見つけることがきっかけでできるわけです。66万人市民、赤ちゃんは別にしても、子供から大人まで40万人以上、それぐらいのことを何らかの形で見つけるきっかけなんていうのはだれもがあるわけですから、こういうのをちょっと考えてみたらと実は思うわけです。おもしろ話でもいいし、極端な話おばあちゃんの知恵袋みたいな話でもいいわけです。何でもいいわけです。そういうところからいいものを拾い上げてもらえれば、必ず何かつかめるものが幾らでも出てくると思います。  そういう中で、今回ここに庭園リストというものをつくっていただきました。実は、我が家のことを話して申しわけないんですけれども、御手水と一番下に書いてあるのが、うちのかき場のところにある部分ですけれども。私は庭園が熊本に多いというのは実は知らなかったんです。ところが、この御手水に大学の先生が2回ほどおいでになって、熊本は他都市に比べると非常に庭園が多いんですという御説明があったということを、私はこの御手水の亭主から仄聞したものですから。それで、執行部の方にこれを投げかけたわけです。ですから、この庭園が多いというのはどうも事実みたいですから、どれほどこの中で実際に観光として使えるものがあるのか、また使えなくても由緒正しいのであれば、ちょっと手を入れて、地域ボランティアも含めてまちづくり委員会でも何でもいいです、今の校区自治協議会でも、何でもいいですから、NPOでもいいですから、何かこちらの方で策を練って、こういうことを広げられるようなことを考えてみませんか。いかがですか。 ◎大塚和規 観光政策課長  委員今おっしゃいました、熊本市内に庭園が多いということで、実際、我々は26カ所ぐらいしか把握しておりません。管理主体も国でありますとか、公園課、文化財課、観光政策課、ばらばらでございます。個人の所有のものも当然ございます。そういうものをまず調査いたしまして、観光ルート化するにいたしましても、そういう了承をとりながらやっていきたいと思っております。委員おっしゃいましたように、築城400年もございますし、歴史、文化のいやしと申しますか、そういう新しいルートをつくるのも、一考かと考えます。 ◆落水清弘 委員  御理解いただいてありがたいと思っております。ですから400年祭に向けて、局長、今言ったそういうブランドづくりの知恵を市民から、400年祭だからということで、これにひっかけて多く募集はしてみませんか。答弁は要りませんから。やはり一人一人の知恵を集めていくことが、いかに大きなものを結ぶかで、問題はその知恵を集めていますという広報の仕方が問題なんです。ただ市政だよりやインターネットで集めていますぐらいではだめなんです、やはり。何かおもしろい仕掛けを、局長には悪いが赤ふんつけた写真をとって、これは実は市民公募で上がってきた話題なんですぐらい言って、テレビにばんと出てみるとか。合成写真とかですと、何かあったでしょう、競輪の合成写真のかわいい女の子が競輪のコマーシャルをしているようなの。何かおもしろい発想をくっつけていって注目を浴びる中で公募をかけると、意見はわっと集まると僕は思いますが、どうですか。 ◎岡本安博 経済振興局長  広く、とにかく意見聞いてまいり、やらせていただきます。 ◆島田俊六 委員  お城のことで気になるのが、お城の施設管理経費が1,800万円減額、熊本城活性化推進事業も1,500万円減額、築城400年に向けた利活用事業も500万円減額。減額する理由が当然あると思うんですけれども、1点目がその理由。2点目が、来年の400年祭向けるのにこれでいいのかと、私が内容がわかっていないから質問するのかもしれませんけれども、これでいいのかと、この2点お願いします。 ◎濱田祐介 熊本城総合事務所長  施設管理経費におきまして、約1,800万円ほどの削減がなされております。これは、当初予算におきます経常的経費の一律的な削減の中での削減結果でございます。続きまして、活性化推進事業で1,500万円減額になっておりますが、これは、1つには秋のお城まつりの実行委員会の補助金が5,800万円から4,800万円に減額されたことと、来年の正月、ことしの暮れでございますが、カウントダウン事業が400年記念実行委員会でなされるということで500万円、合わせて1,500万円の減でございます。続きまして、400年の利活用に向けた事業の500万円の削減でございますが、これは、平成16年から3カ年計画で取り組んでおりまして、今年度の計画は順次消化しておりまして、来年度がたまたま今年度よりも500万円少ない事業計画であったということでございます。 ◆島田俊六 委員  またこれも、熊本城総合事務所長だけで決裁できないと思うんですけれども、局長にお願いなんですけれども、これだけ約3,700万円減額しているんです。全体としては1億3,600万円減額しているわけです。減額するのは、当然理由があって減額するわけ。この減額したお金を、例えば1億円ぐらいを、本気になって来年の400年祭の成功に向けて打ち込んでほしいんです。それだけ減額しているわけだから、全般的に10%減額、財源が厳しいからといっているけれども、やはり使うところは使わないといけないんではないかと。1億3,600万円、これは熊本城だけで減額したのか、でき上がった分とかいろいろあるんでしょうけれども、これだけは、局長が財政担当者に言い切らないと。増額してでも今回は何が何でも成功させなきゃいけないという、準備段階の成功が、結果的には来年度の成功になるし。ただ結果だけが成功というわけではありませんので、その辺をぜひ訴えていただきたいし、増額をお願いしてもらいたいと思います。 ◎岡本安博 経済振興局長  本当に、観光に対して委員の方々の熱い思い、聞かせていただきありがとうございます。よその事業に比べて、私どもとしても観光については、ある程度の配慮はしていただいたという思いは持っておりましたものの、きょう委員会でこれだけの御意見もいただきました。十分それを受けまして、やらせていただきます。 ○津田征士郎 副委員長  私は、競輪のことは余り詳しくはないんですが、競輪事業と交通の方を1つずつ、では競輪の方から質問させていただきます。  先ほど、大変頑張っておられるというようなことで話が出ておりましたが、場外車券取り扱い、これは今何カ所ぐらいで、熊本競輪場のやつを扱っておられるのか。 ◎長野桂祐 競輪事務所次長  場外につきましては、記念競輪、それから普通競輪と、普通競輪のF1を場外発売していただいておりますけれども、今回記念競輪で39の競輪場と46のサテライトに発売をしていただきました。それからF1につきましては、年間8節ございますけれども、平成17年度は6節場外発売をしていただきまして、多い節で大体5場ぐらいに場外発売をしていただいております。 ○津田征士郎 副委員長  これは、収入が非常に歩どまりといいますかいいわけです、この場外車券というのは。売っていただいて、あれすると。場内の中でもやはりいろいろ人手出て、スクリーン使ってやるんですか、熊本競輪場の中で。 ◎長野桂祐 競輪事務所次長  場外の場合は、バンク内に大型映像がございますので、そちらの方での放映と、それから場内にテレビモニターを設置しておりますので、そちらの方で放送しております。最近、東門から入りました特観席前のスペースに、中型の、200インチでございますけれども、映像を設置しましたところ、非常に人気が高まりまして、そちらの前でかなり見ていらっしゃいますので、発売場を一部、新年度になりまして、移したいというふうに考えております。 ◆田尻清輝 委員  競輪場については、島永委員が大先輩でございますけれども、ちょっと教えていただきたいと思いまして。今度の予算が、勝者投票券発売金が180億円です。180億円売り上げて、58億7,200万円を勝者に返還するということで、買った人に当たり車券の返還金というのは大体何%になっているんですか。 ◎長野桂祐 競輪事務所次長  返還金は、売り上げの75%になります。 ◆田尻清輝 委員  それで、一般会計への繰出金というのが、一応予算では1億円ということですけれども、75%返して、100億円でも25億円ですから。ほかにいろいろ交納付金3億9,500万円とあります、これはどういうのですか。 ◎長野桂祐 競輪事務所次長  これは、日本自転車振興会に交付している交付金でございまして、1号から3号まである交付金でございます。 ◆田尻清輝 委員  私も、この前議長会があって初めて知ったんですけれども、非常に全国の競輪場が赤字のところが出ていると。納付金というんですか、非常に自転車振興会の方に納める割合が高過ぎて、一般会計に繰り入れするよりも、赤字になる競輪場が多いということで、納付金の方を減らせていただきたいというような話も聞いておるんですけれども、そういうのは、市当局ではなくて、やはり市長レベルで話さないとわからないんでしょうか。 ◎長野桂祐 競輪事務所次長  今委員おっしゃいました、この交付金の問題というのが、もう非常に私たち施行者を苦しめておる状況でございます。全国施行者一体となった会議ですとか、またそれぞれ関係団体ございますので、そちらの方から、経済産業省の方へ申し立てをいたしまして、減額をしていただくような形で。交付金の1号交付金につきましては、自転車の振興及び機械工業の振興に寄与するものということで、納付するわけでございますけれども、2号交付金につきましては、体育の振興ですとか、福祉の増進のための交付金という形で、本来競輪事業にそぐわない形での交付金になっておりますものですから、その2号交付金をどうにか廃止にもっていけないかということで、これは全国の施行者一致して国の方に働きかけを申しておるところでございます。平成18年度からは、2号交付金が売り上げの大体1%、熊本市で言いますと大体1億円ほど減額になるような予定でございますので、かなりその面では、新年度からは負担が軽減できるのではないかと思っております。 ◆田尻清輝 委員  競輪事業については、熊本駅前にどうかというような意見もあるけれども、まだ難しいということで。競輪も、現場に我々なかなか行けないものだから、電話投票というが今はやって、給料の1割ぐらいはつぎ込んでいるけれどもなかなか難しいです。やはり有効に、今度は1億円ではなくて2億円ぐらいは繰出金にできるように、来年からできるような話を聞きましたので、その辺もよろしくお願いしておきたいと思います。 ◎岡本安博 経済振興局長  たしか平成15年度決算だったと思いますけれども、7億5,000万円ぐらいの繰り入れ予定が、1億円に減額、落ち込みまして、落ちたことがございました。ただ16年度は、おかげで5億円ぐらいの収益が残りましたので、これは繰り越しにさせていただいております。私どもは、明許関係で、やはり償還すべきのが5億円ぐらいございますので、そのぐらいの繰り越し的なものは持っておきたい。ことしは、きのう所長申しましたように、記念で110億円になりましたので、うまくいけば10億円越すだろうという思いもいたしております。ですから、今回予算では繰り越しを1億円させていただいておりますが、ことしの決算状況では5億円ぐらいを、繰り越しなり基金なりということにさせていただいて、それを超えた分については施設改善と繰り入れにということで、今後やらせていただけたらありがたいと思っています。状況を見させてください。また決算のときに、その辺は、方向性について御相談いたしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆田尻清輝 委員  今まで、一般会計の繰り出しにも事欠くというような厳しい状況ですけれども、今の話ではかなり上向いているということで。どこかよその競輪場では、基金で新しく建て直すとかいう話もありますので、基金もできるなら少しずつはためていただいて、10年後か20年後か建て直すぐらいの金をためていただき、もっときれいにしていただければと思っておりますので、基金のことも、検討してもらうようにお願いします。 ◆島田俊六 委員  交通局関係について、お尋ねいたします。  今局舎があるところに計画され、いろいろ検討されていると思うんですけれども。乗客数を見たとき、これは大分減り過ぎているというのを感じたわけですけれども、私は1,000万人回復してほしいという願いが強いんですけれども、1,000万人回復のためにどうされているのか、いろいろな社会情勢とか難しい面があると思うんですけれども、まず交通事業管理者に聞きたいんです。どう考えておられるのか、どんどん下がっている、電車で乗客数を見たときに、どうとらえられて、どう手を打っていこうと考えられているのか、そのことをぜひ教えてください。 ◎石田賢一 交通事業管理者  軌道もバスもですが、乗客が年々、大体0.2%ずつぐらい落ち込んでいっております。その中で、電車については1,000万人回復をしたいということですが、中心市街地の方もいまひとつ、郊外の大型店進出の影響もありまして、なかなか活性化しないということで、私どもとしても何らかの手を打たなくちゃいけないということで、まず新年度にビール電車を運行しまして、観光客の方、また市民の方々に大いに利用していただいて、電車のよさを再認識していただきたいということを思っております。それから、チョロQとかいろいろな副産物で電車の魅力づくりに力を入れていきたい。何とか市民の方々に認知していただくように、努力をしていきたいというふうに思っております。電車運転手、エルパーサーが、市民の方々に対して親切に、また安全に安心して、定時で電車が運行できるように今後努力をしていきたいと思っております。 ◆島田俊六 委員  管理者、ぜひ発想の転換をして、新しい発想で新しい考えをぜひやっていただきたいと思うんです。これも質問する予定だったんだが、管理者が登壇の機会を失いましたので。鹿児島に行ったんです、これは話したとおり。そしたら、鹿児島も平成14年は1,000万人を切ったんです。15年が1,020万人ぐらいだった、1,018万人か。16年度が1,058万人。1,000万人切ったのは14年だけだったんです。ここは、ぜひ乗り込んでいって聞いてもらいたいんです。確かに九州新幹線が通ったというのもあるでしょう。しかし、僕はそれだけではないんではないかと、その辺の分析をどうしているのか。1年で1,000万人復活をしたわけですので、そこが何だったのか、本当に九州新幹線だけだったのか、ほかに要素があったのか、条件とかいろいろなのがあったのかどうか。これは、勉強するかいがあると思うんです。私も時間的余裕がなかったものだから、そこまで突っ込んで聞くことができなかったんですけれども、数字を見て、確かに1,000万人を切ったのは14年だけだった。またふえているというこの現実を、ぜひ勉強していただきたいと思うんです。当然九州新幹線の、これは大きな要素だと思うんですけれども、電車課長も見えているでしょうけれども、どうでしょうか、その辺。行かれたかもしれませんけれども、もしわかっていたら教えてください。 ◎宮崎輝昭 電車課長  今委員おっしゃいましたように、鹿児島の方は、特に九州新幹線開業で、あそこにアミュプラザという大きな商業施設もできまして、天文館との通りがかなりにぎわいが出てきているということで、全国17都市、18事業者ございますけれども、乗客がふえているところというのは鹿児島と、あと東急とか大都市のところと。ほかの中小の都市につきましては、やはり皆さん苦戦をされているというところがございます。ですから鹿児島につきましては、向こうにまた行きまして、いろいろなお話を聞きまして、参考になることがあれば取り入れていきたいというふうに思っております。 ◆島田俊六 委員  ぜひ、参考になるようなことが恐らくあるから、あれだけふえたんではないかと思います。もう1つは、超低床電車入れていたんです。うちは2両編成の方。あそこは1両のやつなんです。運転席が高くなって、乗るところは低くなった。それで、ICカードだったと。回数券からプリペイドにするか、ICカードにするかという検討がなされて、ICカードと。うちはもうプリペイドカードを入れているものだから、それからICカードというのは、非常に予算というか、経費がかかると。運転席の後ろは液晶ビジョンです。次の停留所の案内と、言っている間は広告です、コマーシャルをやっているわけ。非常に乗り心地もいいし、コンパクトだし、そういうのも考えて、ふえたのかというのが1つ。ICカードも確かに便利です。見ていて、もうぱっとかざすだけというか、それでピピッといったら記録されますので。いろいろなことを、鹿児島自体も考えて、都市では鹿児島だけが乗客がふえたという、この1点に注目しなきゃいけないんではないかと。それを、熊本市に当てはめたら、どうしたらいいかと。熊本市は熊本市のやり方もあるでしょうし、いろいろなこともあるかもしれないけれども、下手すると来年度は900万人割るんではないかと、これではいけない。とにかく1,000万人回復に向けて、もっと前向きに、これだけガソリンも上がっているわけですので、一番安全で時間をきちっと計算できて、市の中に、また駅に行けるのは電車ですので、その辺もぜひアピールをやっていただきたいと思います。 ○津田征士郎 副委員長  管理者にお尋ねしますが、今、通町で軌道の工事か何かされていますか。その場合、電車の軌道内に敷いている石、大理石ですか、あれはどうされているんですか。 ◎石田賢一 交通事業管理者  敷石につきましては、あれも財産ですので、通常であれば、あそこをきれいに継ぎ目を割って保存をするんですが、あそこの場合、上通繁栄会、それから日航あたりから、工事を迅速に、工期を短くしてくれと、あそこで余り長く工期をとらないでくれというようなことがありまして。どうしても工期を急ぐためには、あそこを割って、迅速に処理をしなければならないということで、今カッターを入れて、敷石ははがしております。通常であれば、大事な財産なものですから、1枚1枚取り除きたいんですが、そうしますと半年ぐらいかかるものですから、あのあたりの要望も、それから人の流れも考えますと、若干、あそこだけは残念ながら、工期を急ぐために割らせていただいております。 ○津田征士郎 副委員長  工事工期の関係で、ああなっているんだろうか。この経営の厳しいときに、あれだけカッター入れて、持ち運びにくいようにぶち割ってしまっていてと、あれは、段取りよくできるなら、今なら1,000円、2,000円で売れますよと、連絡が来ているわけです。そういうのに配慮できなかったのかと、聞いたわけです。 ◎石田賢一 交通事業管理者  先ほども申しましたように、うちの方も財産ですので、1枚ずつ取っていってまた次に使う、もしくは売却するというような方法も考えていきたいんですが、今回の場合だけは、あそこが人通りが多くて、工期を短くということだったものですから、あの部分については、申しわけないんですが割らせていただいて、ほかについては、通常どおり工期を長くとっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○田中誠一 委員長  何もわからないから、工事内容を教えてください。 ◎宮崎輝昭 電車課長  副委員長御指摘のとおり、我々もぜひ1枚1枚丁寧にはぎたいということで、工事をしかかりましたけれども、先ほど管理者が申しましたように、例えば日航の宿泊客の問題とかというもので、1時間という制約を受けてしまいまして、9時から10時までの間だけ、そういう大きな音をたてて、あるいは振動があるような工事をするというようなことになってしまいましたものですから、工期の方も、今回、今年度いっぱいまで2週間ほど延ばさせていただきました。もし通常の工期、工事でやっていきますと、通常五、六時間かけてやるところを1時間しかできないということで、五、六倍の工期になってしまうということで、今回こちらも泣く泣くというような形で工事をさせていただいております。申しわけありません。 ◆島田俊六 委員  もう1点、鹿児島中央駅をおりて電車の方に行くと、電車の軌道の中が、枠をつくって芝生を植えてあるんです。本年度は、これを、天文館、市役所まで、グリーンベルト構想と、これはもう交通局がするあれではないんですけれども、そういうきちっとしたものをやると。熊本市も森の都とか緑を大切にするといいながら、ほとんどないんではないかと。これもぜひ、関係局と話し合って、いろいろなクリアしなきゃいけない面があると思うんですけれども、やはりその辺の考え方というか、とらえ方というのが大事になってくるんではないかと思いますので、よろしくお願いします。 ◆佐々木俊和 委員  今の件は、上熊本で実験しているでしょう。その報告をちょっと。実験すると言っていたでしょう。 ◎宮崎輝昭 電車課長  すみません、実験のことについては。たしかに今やっています、一番最初にやりましたのは、高知の土佐電鉄のところで軌道の緑化を始めまして、次が広島の宇品港というところに行きます路線、それから東京の荒川線も数メートルですけれども緑化を今やられております。いろいろな実験結果というものが今出てきておりますので、それをもとにして、熊本市の方も軌道の緑化ができるかどうかというのは、これから検討していきたいと思っております。 ◆佐々木俊和 委員  担当が交通局ではなかったんだね。しかし、上熊本のあそこの電車基地の中で、サイドリザベーションにしたところのあそこの軌道敷を、新しい路盤のやつの検討があったでしょう、あの中で、芝生化も含めてあそこで実験をやりましょうということで、都市整備局では論議は今までしてきたでしょう。交通局は聞いていないんですか。 ◎宮崎輝昭 電車課長  もしかしたら、現況のところではなくて、道路の付けかえをするときのサイドリザベーションのお話だったかと思いますけれども、それではなかったんでしょうか。それについては、私は聞いておりません。 ◆佐々木俊和 委員  いいです、私はちゃんとパンフレットもらっていますから、都市整備局の交通計画課の方に聞いてみましょう。しかし、交通局が聞いていないというのは、それはいけないですね。今まで議会でも私は論議してきた中で、答弁をもらっているんですから。ちゃんとあそこで実験をやりますと、芝生化も含めてやりますということで、新しい路盤のやつを私はもらっていたんですけれども、それを交通局が知らないというのがおかしいですね。それはもういいです。  あと、別のやつやります。もう1件。  交通事業の新年度の収益的収支、当初予算が出ておりますが、この中で、今回特別利益で、大江用地の売却益が10億5,700万円程度出ております。図面もいただいて、新たな大江局舎を建てるということの図面をいただいているんですけれども。これまで話を聞いてきたのは、あそこの中にはいわゆる車両置き場、10両程度は置きたいと、しかし、局舎については上熊本に併設するということで、ずっと話が進んできただろうというふうに思っているんです。それだったならば、もうちょっと土地売却益は膨らんでいたはずです。収入はふえたはずなんですけれども、そこら辺の経緯含めて、今回の提案の中身をもう一遍教えてください。 ◎石田賢一 交通事業管理者  今回上げさせていただいておりますのは、西側半分の5,000平米の土地の売却益でございます。右側の東側半分については、今後検討したいというふうなことでずっと申し上げてきたんです。実は保健福祉センターが建ちますと、その西側にあります変電所の移設をしなくてはなりません。変電所については、その電車の長さからいきますと、大江に変電所を置かざるを得ないということで、変電所を東側の方に移設をしなくてはいけないということになっております。これは、保健福祉センターができるまでに変電所も移してしまわなくてはいけないということでございました。あと電車基地を、どうしても10両ぐらいはここに置かないと、上熊本に入らないということでございます。東側に土地があればそれを基地にするという考えもございますが、今のところ現状では、整理をしまして10両ほどを東側に寄せたいということでございます。  それから局舎についてですが、局舎は昭和34年にできまして、46年たっております。雨漏りはしますし、耐震の問題もございます。保健福祉センターができるならば、これをもう壊そうということで、それでは、我々はどこに行くかといいますと、民間のビルを借りまして、そこに移ろうかということで試算をしましたところ、大体平米の4万5,000円ぐらいいたします。そうしますと、今1,500平米使っておりますが、これを3分の2にして1,000平米借りたとして4,500万円、年間借家賃を払わなくてはなりません。そうしますと、10年で4億5,000万円、20年で9億円ほどかかります。ただこれだけずっと払っていくのは、交通局としては厳しいということもございまして、できれば変電所と併設をさせていただいて、局舎をプレハブで建てさせていただきたいということで、大体これが局舎だけでいきますと、2億1,000万円ぐらいでプレハブの局舎ができるということでございますので、今回お願いをしまして、ここに建てさせていただいて、これが大体2,000平米要ります。そうすると、残りが大体3,000平米、また東側が残ります。そうしますと、西側半分売りました今の単価でいきますと、6億円ぐらい出ます。施設整備と電車の整備、それから解体費用等全部合わせますと、大体5億円ぐらいですので、大体その3,000平米売った範囲内に入ってまいるものですから、ぜひここにプレハブの局舎を建てさせていただきたいということでお願いをしたところでございます。 ◆佐々木俊和 委員  私が、石田管理者とかみ合わないですけれども。車両基地は、もともとここに置くということでは確認していたんです。今回変電所もと、それはそうでしょう。私が言っているのは、局舎が上熊本の車両基地と併設をするという計画できていたと思うんです。それは私の間違いですか。最初からそうなんです。そうすると、ここに今度局舎が建つだけの土地は、また売れて収益が上がるではないですか。別によそに借りなくてもいいわけです。話が、今までの経緯と違うんではないんですかという話で、その経緯を教えてくれと私言っているんです。民間の借り上げではなくて、上熊本の車両基地に併設するということで話が今まできていたんではないんですかと言っているんです。 ◎西本賢正 交通局総務課長  すみません、管理者がまいります前のこともございますものですから、失礼ながら私の方でお答えを許させていただきたいと思います。  佐々木委員おっしゃるように、上熊本の車両基地を整備しましたのが平成13年度から14年度。14年10月から供用を開始しておりますが、あそこに委員方御存じのようにいろいろな計画がございました。最終的に車両基地、それから電車の営業所を整備する形で、今あのような状況になっております。局舎を整備するに当たりましては、確かに上熊本に整備できないかということで、随分交通局の方でも検討を重ねた経緯がございます。ただ、スペース上、先ほど電車課長も申し上げましたように、電車が全部入らないという構造的なスペースの問題、それから予算でもお願いしておりますJR貨物の土地を工面いたしましても、車両がおさまらないという問題もございました。結果として、上熊本に局舎を整備するというのがなかなか難しい状況下で、ではどうするかと。その中で、東部の延伸の話がございますし、途中動植物園かいわいの話もございましたけれども、いろいろなお考えがある中で、今の交通局の局舎の状況からして、最善の策といえなくても、次善の策としては、大江の土地で整備をさせていただくような方法でないと、当面は乗り切れないんではないかというような判断で、12月の議会のときに管理者が答弁申し上げておりますが、局舎も含めて交通局東側用地の整備を検討させてほしいと申し上げている流れの中で、こういう形で予算をお願いしたいということでございます。 ◆佐々木俊和 委員  では聞き方変えましょう。車両置き場はもともとここに置きましょうということで確認していたんです。ただ、今の話だと、車両置き場と局舎がセットにならなければいけないのか、一緒になくてはいけないのかのを、1つ聞きます。もう1つ、上熊本の車両基地の用地内、建物内には、局舎を建てるスペースがないのか、その2点だけ。 ◎石田賢一 交通事業管理者  上熊本には、電車10両も入りませんので、局舎を建てるスペースはございません。ここに10両置きますと、営業所が必要になってくるわけです。そうすると、変電所と営業所が要るということになるものですから、よければ一緒に併設で建てさせていただくと、一遍に安上がりにあがるんではないかということでございます。 ◆佐々木俊和 委員  では石田管理者が来る前の話ということですから。もともと車両置き場は、10両は置きましょうということで確認はしていました。ではそのときに、今おっしゃったように、ここに営業所の想定がされていたのかというのが1点です。         (「営業所は想定されていた、局舎はなかった」と呼ぶ者あり) ◆佐々木俊和 委員  営業所なんです、それを私も確認したい。それと、上熊本の車両基地を建てるときに、局舎も一緒にということで検討されていたなら、そういう設計になっていなかったのかと、増築できるようになっていなかったのかと、そこの点を。 ◎西本賢正 交通局総務課長  大江の方に10両残します分につきましては、当然営業所の方もそれに応じた規模で整備をするという前提でございました。それと、上熊本の方につきましては、今の車両工場を整備するとき、将来的に交通局の局舎をもってくるという前提での基地の整備にはなっておりません。ただ、今の上熊本の車両基地の中でどうにか局舎を整備できないか、例えば現在上熊本の電車の営業所がございますが、その建物と合築するあるいはその裏地を使う、細長く、そういうレイアウトででも整備ができないかという検討をした経緯は確かにございます。 ◆佐々木俊和 委員  どうも納得いかないですね。上熊本の車両基地をつくるときに、そういうことも想定しながらつくっていたというふうに私は認識していたんですけれども。 ◆落水清弘 委員  地元で、副議長も地元なんですけれども。商栄会との話し合いのときにそれが出たわけですね。そして商栄会を了解させるのに、いいでしょう、あなたのところはカレー屋しているでしょう、あなたのところはだごじる屋しているでしょうと、局舎が来るならもう職員が山のように来るからそれで勘弁してやりなさいと、私は言ったんです。それで皆さん了解されたといういきさつが現実的にあるんです。だから私は、局舎をあそこにもってこないという話が、どの時点で出たのかを反対に教えてもらいたいです。         (「そうそう説明がない」と呼ぶ者あり) ◆落水清弘 委員  一切あっていないと思います。少なくとも私にはあっていません。 ◎石田賢一 交通事業管理者  今上熊本局舎は、整備工場と営業所があります。営業所はプレハブで建っておりますし、整備工場の方はその         (発言する者あり) ◎石田賢一 交通事業管理者  ございませんで、つくるとするならば、営業所を壊して、あそこに入るかという話ですが、今の現状では、裏の方の駐輪場を県に売りましたし、スペース的には入りません。ですから、現状ではあそこに局舎を建てるということは、不可能な形になっております。それでは、あそこの局舎を壊したときにどうするかという問題の中で、こういうふうな形でさせていただけないでしょうかということでございます。 ◆佐々木俊和 委員  現実対応は、話を聞いたらしようがないだろうというふうに、皆さん思われるかも、私も思っています。ただ、今話があったように、最初の当初の計画の説明と違うんではないんですかということで、私は聞いているんです。だから、いつの時点でそんなふうに。どうも今聞いていたら、最初の設計段階でも何か話が違うような形の中で、聞こえてくるんです、私だけですか。議会の中で随分論議した経緯があるではないですか。そのとき、そういうふうな説明を私たちは聞いて、わかったと、将来的には局舎も上熊本に移るんだと、今のところは、おっしゃったように車両基地は残ると、置き場はですよ、大江には車両の置き場はわかったと、そんなふうに私は理解していたんです。そのあと、何も聞いていないです。それで、きょう、当初予算ですから改めて聞いたんです、どこでどうなったんでしょうか。最初から違っていたなら、違っていたとおっしゃってください。 ◆落水清弘 委員  堂々めぐりの話になりますけれども、私は、こっちの大江に営業所を残すんだと、どうしてもそれは必要だからと当時聞きました。局舎は向こうにもっていくと聞いたんです。どの段階でなったんですか。例えば私はこの図面を見たって、局舎と書いてあるけれども、これは営業所だろうと勝手に思っていたんです。  一緒に、向こうに職員は何人おって、こっちに職員は何人おるのかも教えてください。 ◎宮崎輝昭 電車課長  職員数につきましては、現実の配置でいきますと、約40名ぐらいが上熊本で、残りの70名から80名が、大江の方におります。  先ほどのお話ですけれども、私も実際どういう経緯でと言われると困るんですけれども、設計当初の話では、一応交通局舎については棚上げをしておいて、営業所とそれから車両基地、工場で設計をするということで、私ども聞いてまいりまして、それで設計、施工をしているというふうに、私自身は認識しておりましたものですから、すみません。 ◆島永慶孝 委員  石田管理者の前は川上管理者だったんだろう。その前が市原管理者か。         (「中原」と呼ぶ者あり) ◆島永慶孝 委員  今の代表監査委員。どこで一体どうなったのか。以前、市原管理者時代に、しょっちゅう腹立ててきたもの。というのは、企画の方でいろいろなことばっかりするけれども、交通局に何の相談もないと。どうもその辺からあいまいもこなんだ。私はよく市原管理者に言っていたんです、ここで腹立てて言うのなら上にしっかり言えと。その時代は、たしか三角市長の時代だ。だから今のあなたたちがわからないというのも無理ないけれども、しかし今両委員がおっしゃるようなことは、私も聞いていました。市原管理者は一生懸命来て、頑張ります、頑張りますと言ったことが何遍もあったんです。それは庁舎の問題だったと。もういよいよあそこうちうってどうのこうのというときね。だからそういうのは、確かに私もあるけれども、はっきり思い出さない。ただ、市原管理者が、いさぎはらかいてきたものね、企画の方でいろいろ勝手なことばかりするから私を入れてくれないとか何とか言うから、おまえを入れないなんてあるかと言って、これ内々なんです、そのときそういう話もいろいろあったんです。だけれども、今聞くと、もうどこでだれの時代にどう変わったのかわからないから、これはもう水かけ論だから、委員方に何らかの形で。どっちみちどんなにあしたの朝までしても、向こうに建てられないんでしょう。それならしようがないでしょう、建てられないとかどうのこうの言っても。それはもう、誤解がありましたで断って言っとかなきゃ、管理者。しようがないでしょう。 ◆田尻清輝 委員  今の話も、市原管理者の話が出たけれども、あそこを直すときに、電車基地だけできても夜はだれもいなくて暗くなる、商栄会がいっぱいあるのに商店街に何の利益もないので、電車基地はだめだということで、議会でも質問したけれども。修理工場が非常に危ないと、壁も落ちてくるというような話で、現場もみんな連れて行かれまして、それなら、電車基地はつくらせて、修理工場は直させてくださいと、いずれ局舎の方はこちらにできるように考えますからということだから、私は議会でも質問したときに、それなら商店街の上熊本商栄会の人たちもそういうことだったんです。そうなって、そこまでは話がありました。 ◆島永慶孝 委員  どこのだれの時代かわからないから、もうしようがない。         (発言する者あり) ◎石田賢一 交通事業管理者  上熊本車両基地をつくりますときに、確かにあそこの上に、市営住宅を乗せる、図書館を乗せる、それから局舎を乗せる、いろいろな話の中で、地元の皆さん方に了解していただくために、将来的には局舎をもってきますというというふうなことを言ったということでございます。ただ、現実問題として、あそこの営業所、それから車両基地がありますところに、局舎は今の時点ではできないものですから、よければ、大江の方につくらせていただきたいというふうに、おわびを申し上げながらお願いをいたしたいと思います。
    島田俊六 委員  できればではなくして、ぜひお願いして下さい。  私たちも認識は、佐々木委員、落水委員、全く同じです。聞いていたのは事実ですから、それをどうするかというのは、またきちっと説明をしていただきたいと思います。  陳情が出ていたイオンの問題です。私もいろいろなところを見てきて、今の法律できちっと出された場合に、断ることができないんではないかと、私はそういう認識を持っています。それをもししなかったら、不作為で逆に裁判打たれたら負けるんではないかと。この次は、まちづくり三法というのが今国会の中でいろいろな論議されていますけれども、これが出てきた場合に、どこがどう変わるのかというのを教えてほしいんですけれども。 ◎本田正弘 商工課長  今御質問の佐土原の件につきましては、都市計画法34条10のイということで、そこの都市計画上の問題として対応会議で諮ってあるところでございます。  まちづくり三法の改正に伴いまして、今度、今議会にかかっております部分は、中心市街地活性化法と都市計画法の改定が上程されておりまして、まだ審議が3月末に決まる予定というふうにお聞きしております。その施行につきましては、7月以降であろうということでございます。その内容につきましては、今までの中心市街地活性化法につきましてが非常に効果がなかったと、公共施設が郊外に移ったり、いろいろな部分で非常に支援が弱かったものですから、今回基本的には、基本理念と責務規定をきちんと創設されたということでございます。中心市街地活性化本部が、内閣総理大臣を本部長としまして創設される予定でございまして、基本計画を各市町村がつくりました部分を、その内閣総理大臣の認定によりまして、集中と選択という中で、集中的に支援をしていこうということでございます。  内容的につきましては、4本の柱を主なものにしまして、1つは都市機能の集積促進、街中居住の推進、都市福利施設の整備、それと商店街の活性化という4本をくくり出しまして、各市の特色ある基本計画を策定しまして、それにまた、今TMOといいまして、商工会議所に設置しておりますタウンマネジメントオーガニゼーションといいます機構によります認定のもとに、各自治体における中心市街地活性化基本計画が認められているわけでございますけれども、今回は、中心市街地活性化協議会ということで、TMOにまちづくり会社というような、ハード整備の会社をセットにして、少し大きくしました協議会で審査しまして、そこの認定をもって内閣総理大臣にまで上げるというシステムになるようにお伺いしております。  各自治体が基本計画をつくりまして出しますのに当たりましては、国の方が基本方針としまして、8月ぐらいに基本方針をつくりたいと。それをもとに、各自治体が基本計画をつくらなきゃいけないと思いますけれども、今までの各自治体がつくっておりました基本計画が白紙に戻りますので、新たにつくらなきゃいけないということになります。それにつきましては、今までの基本計画もございますので、その焼き直しではないですけれども、いかに民間が一生懸命するかということと、ハードとソフトのセットになった特色ある、魅力ある基本計画を早急につくっていかなきゃいけないということで、私どももそれに対応していかなきゃいけないと思っています。商工会議所におきましてもTMOが白紙になりますものですから、それにつきまして、今月中にでも新たな対応会議をつくりたいということで、頑張っていられるところでございます。 ◆島田俊六 委員  いろいろな形で、今度また変わってくると思うんですけれども。今回佐土原の賛成、反対の陳情が出ているわけですけれども、ここには補足説明で、賛成派の方が来られました。いろいろなアンケートを取っても、ああいうのができるのを賛成という方もたくさんおられるし、また商店街や近くの商店街とかいろいろなところは当然反対というのも出ているわけです。これは、賛成、反対、一方の方だけとらえると、偏った考えになると思うんです。だから私は、街中、どんな大きなショッピングセンター、ショッピングモールが開発されようとも、市の魅力というのをつくっていけば、取り組んでいけば、必ず街中にも魅力があるわけですから、全部が全部そっちにいくわけありませんので、必ず帰ってくると。  それを全国いろいろなところを見てきました。1つが、この前質問した山形県酒田市、鶴岡市やほかのところも見て来ましたけれども、やはり魅力づくりにどうするかという、そこに本当に力を入れないと負けるんではないかと思いました。あそこができれば、雇用がどれだけ雇用されます、活性化されますというけれども、まちの真ん中の方が廃れていって、税金から何から納まらないことになったら終わりだし、結局はあれに負けないぐらいの街中の魅力づくりの構想を持っているかどうか、取り組んでいるかどうかというのが問われているんではないかと私は、ああいうのが出てくるたびに思います。ぜひ負けないような魅力づくりを、私たち議員を納得させ切るぐらいの構想を、皆さんがつくらないといけないんではないかと思うんですけれども。最後に局長、どうでしょうか、佐土原にできれば本当完璧に熊本市は取り囲まれてしまいます。そのときに、まちの魅力づくりというのは、熊本城があるからいいと寄っかかっていると、後ろのはしごを外されたら、ぱたっといきますよ。どうでしょうか。 ◎岡本安博 経済振興局長  街中のあり方については、今島田委員おっしゃった、全くそのとおりだと思います。そういうことで、私たちも今まで、まちづくり戦略の中でも、都心の活性化、熊本の顔づくりということで、これをイの一番に位置づけてやってまいりました。まして、郊外にそういう大型店が出てくれば一層のことでありますし、新幹線にしますと、当然福岡との競争というのも出てくるわけです。そういう中に、今以上に中心商店街の活用がなければならないという思いをしておりますので、ちゃんとした基本計画をつくりまして、それに沿って魅力づくりに取り組ませていただきたいと思います。 ◆佐々木俊和 委員  すみません、交通事業にまた戻りますけれども。  重点事業の3番目に、バス路線の再編で、新年度においても4路線の民間移譲を検討するということになっておりますけれども、バス部門の抜本的な再編については、本会議で都市整備局長に話を聞いたんですけれども、交通局として、バス事業者として、明確にバス部門の再編についてはやはりきちんとものを言っていく、いろいろな公営交通であるがゆえに、余りものも言ってきていない部分もあるだろうし、単純に民間への路線移譲だけではバス交通は残していけないというふうに思います。  この間触れましたように、都市整備局ではいわゆるバス廃止代替路線、1億5,000万円も使っているわけです。これからもっともっとそういう形の中で、そういう役割分担なり、乗客数の減による路線の廃止あたりがきた場合に、どうしたって交通局にしわ寄せはくると思うんです。やはり交通局は交通局として、さっき電車の話はありましたけど、バスだって年々乗客数が減ってきている状況の中で、いかにして市民の足を守っていくかと、バス交通を守っていくかという視点で、ある種有識者バスの検討会議の中でぴしっとものを言ってほしいと思うんです。そこら辺の、恐らく平成18年度は間違いなく、この間の話もしましたから、検討会議が開かれるでしょうから、交通局としてどうやっていくんだという、そこら辺の話があれば教えてください。 ◎石田賢一 交通事業管理者  バス路線部門の会議において、去年まで上げました4路線、それから残りの4路線についてが競合路線で、民間バスからの要望が出ているところであります。ただ私どもとしましては、市営バスを民間に単に移譲すれば済むという、赤字だから移譲するという話をやっていってもしようがないんだと。熊本市のバス路線も、バスをどうするのかという大きな視点で絵を描いた中で、市営バスはどうするのかというのがあるんだと思います。だから単にうちがどうぞどうぞやっていったあとに、民間バスが赤字でつぶれましたといったときに、市民の足が、もうバスがなくなってしまうというようなことを、一番危惧いたしております。ですからその中では、バス路線とはどうあるべきものなんだということで、きちんとビジョンを描いた中で、市営バスの位置づけあたりもきちんとしていただきたいと。その中で私どもも考えを述べていきたいというふうに思っております。これは、いつまでも検討する段階ではないと私の方は思っております。平成18年度中にはそういう計画ないしビジョンが出てくるべきだというふうに思っておりますので、そのあたりは、施策当局へも要望してまいりたいと思っております。 ◆佐々木俊和 委員  ぜひそういう形で、やはりバス路線、バス交通を残すという立場、それとまた、経営的な面で、やはり交通局だって公営企業ですけれどもバス事業者ですから、バス事業者同士の話し合いの中で、明確に全体でバスの乗客をふやしていくという方策につながるような論議を、自分のところの利益だけ考えていたら、交通局は赤字のところだけ走らせるという話になりますから、そうではなくて、さっき言ったように、管理者もおっしゃったように、理想的なバス路線網、どうダイヤをつくっていくかという視点の中で、きちんと論議をしていってもらいたいというふうに思いますので、よろしくお願いしておきます。 ◆島田俊六 委員  もう1点だけ。  電鉄との結節というか、構想というのを今回説明に来られたんですけれども、その辺は、交通局としてどう考えておられるのか。当然都市整備局の方が大きな比重になると思うんですけれども、交通局としてどうとらえておられるのか。 ◎阿部崇煕 交通局次長  今の電鉄のとの結節につきましては、委員御案内のとおり、昨年9月、電鉄から連結による市電への乗り入れの事業計画案が示されました。その後10月に、電鉄本社で県、市の都市整備局、交通局に対しても説明会がございました。その中で、あくまでこれは電鉄の事業計画案でございますので、今島田委員おっしゃいましたように、交通施策の中で都市整備局の方で検証され、そして今後行政としてどのように取り組んでいくのかということを検討されていく中で、私たち交通局も、運行事業者としての意見を述べさせていただきたいと思います。これについては、今後都市整備局の方で、関係機関、あるいは事業者と話し合いをするということでございますので、その中で、私たちも意見を述べさせていただきたいと思っております。 ◆島田俊六 委員  北部の市民の足をどうするかというのは、非常に大きな問題なんです。今の電鉄の乗客数だとか、いろいろなのを見た場合に、本当に市電と結節して乗客がふえるかどうかというのまで、いろいろな計算、調査されていると思うんですけれども、またこれにも多額の費用がかかるし、向こうの北部の方の住宅街に住宅が建ち並んで利用がたくさんになればいいですけれども、まだまだ熊本は車社会の時代ですので、非常に厳しい状況に置かれているんではないかと思います。しかし将来的にはどうかと、連結すればもっと多くなるんではないかという感じも受けるんですけれども。今電鉄の乗客数と、私もあっちを通ったときにどれぐらい乗っているかと思って見ると、昼間はほとんど乗っていないというのが現実なんです。朝晩の通学、通勤は、当然乗っておられますけれども、これで大丈夫かという思いがあります。またいろいろな、交通局に対して相談があるでしょうし、それはそれでまた率直な意見を述べていただきたいと思います。 ○津田征士郎 副委員長  農業委員会の福嶋さん、来ていらっしゃいますね。農業者が、年がきて年金をいただく場合、年金移譲する場合、相当な属地といいますか、農地があるところをいただいて、移譲するためには膨大な事務と、労力を要しながら経費が物すごくかかるというわけです。この事務の簡素化、平成17年度の農業委員会で目標にやってきておられると思いますが、事務の簡素化ができたかどうか、お願いします。 ◎福嶋昇 農業委員会事務局次長  委員ただいま御質問ありましたように、農業者の方が年金を受給する場合には、その管轄する農業委員会の手続というのが必要になります。そのときに、通常私ども熊本市の場合は、農地法での経営移譲という形で、ずっとこれまで取り組んできたわけでございますけれども、県内の状況を見ますと、経営基盤強化法で取り組んでいる市町村もあるというようなものが耳に入りましたものですから、昨年いろいろ県とも協議しまして、県内一本化してくれという形で、経営基盤での経営移譲が取り組めるということで、本年4月から、その経営基盤強化法での手続をしていただくと。この場合非常に書類的にも簡素化されております、添付資料も少のうございます。  一番農業者の方にまだ御迷惑かけるのは、属地主義という、昔から農地を管理するというのは、その市町村の農業委員会ということで決まっているものですから、熊本市以外の農地を耕作していても、熊本市の農業委員会では手続はできないというのはまだ改善されておりません。ですから、菊陽町に例えば私が土地を持っていると、経営移譲したいと、しかし熊本市に住んでいるから熊本市でやりたいというのが、いまいちまだ属地主義というのが抜け切れないでおります。これは全国のことでございますので、熊本市だけというわけにもいきませんので、今後そういう形は、県を通じでどんどん要望はしていきたいと考えております。 ◆島田俊六 委員  委員長にお願いです。  今まで400年祭等いろいろな論議をしてまいりました。400年祭の内容というのも、私たちの意見というのはほとんどなされていないんです。いろいろな民間の方が集まっていただいていろいろな検討されて、決定されているわけ。よければ1つは、400年祭について、議員の皆さんの意見を聞く場をぜひつくってほしいという1点。もう1点は、観光立市した熊本市について質問しました。しかし現実は、私たち議員が思っているほどトップの方が、受けとめてくれていないんではないかと、その思いが強いんです。だから、よければ、委員会として、市長に対して決議文か何かを、きちっと委員長から出していただければと思っていますけれども、いかかでしょうか。 ○田中誠一 委員長  400年祭の実行委員会の中には、経済交通委員長として私が1人出席はさせていただいております。その中で、議員皆さん方のそういう御意見というのはもちろん出ておりませんし、今島田委員の方からそういう提案がありまして、ほかの委員の皆さん方、いかがでしょうか。 ◆島永慶孝 委員  今の意見は大変大事なことで、ぜひ。  もう一つ、実は今、委員長、充て職で失礼ですけれども、400年のあれにずらっと、私名簿見たら、ほとんど充て職で入っているわけ。例えば、この間も正・副議長かわった、そのまま入っている。前後の続きはわからないわけ。それで、これは私の個人の思いでだれか議会からもう少し入れるべきではないかと。そうしたら、都市創生議員連盟ができております、会長は紫垣議員、御案内のとおり非常に歴史に詳しいし、お城のこともそう。だからせめて、紫垣議員に入っていただくようにということを、実はこの間齊藤部長にもお願いして、そっちの面はできたというか、一応内諾を、市長が会長ですから、そういう形で、何か発言の場というのが。ただ会がある、メンバーがおる、うちの委員長は熱心だから充て職にはならないかもしれないけれども、正・副議長はかわったら、入ってもわからないわけ。だからもう少し実のある議論ができる人を、やはり議会側からの意見として議長と委員長だけというのは余りにも少ないんです。  いずれにしろ今島田委員の提案には、私は基本的には、やはり大いにそういう喚起をどんどん呼び戻すような形での御意見は、委員長大事だと思います。だからたまたま今、紫垣議員に4月から一応入ってもらうようにお願いしているんですけれども、委員会としても、当然経済交通委員会の所管ですから、おっしゃってください。 ○田中誠一 委員長  わかりました。それと、先ほど、余りにも予算が少ないではないかというような意見もございましたし、やはり一生懸命職員の皆さんやっておられますので、私ども経済交通委員会として後押しができればいいと思います。そのようにさせていただきます。         (「決議文でなくていい、委員長報告で」と呼ぶ者あり)         (「決議文になると、全議会的になるという。委員会の熱意のあれとしてそうしてください」と呼ぶ者あり)         (「今の意見は佐々木委員がおっしゃったとおりということで」と呼ぶ者あり) ○田中誠一 委員長  他に質疑がなければ、これより採決を行います。  議第1号中当委員会付託分、議第7号ないし議第10号、議第12号中当委員会付託分、議第21号、議第47号中当委員会付託分、議第63号、議第64号、以上10件を一括して採決いたします。  以上10件を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中誠一 委員長  御異議なしと認めます。よって、以上10件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託を受けました議案の審査はすべて終わりました。  これをもちまして経済交通委員会を終わります。                             午後 2時35分 閉会 出席説明員  〔経済振興局〕    経済振興局長   岡 本 安 博    局次長兼商工振興部長                                 西 田 俊 之    観光振興部長   齊 藤   寛    競輪事務所長   藤 山 正 文    農林水産振興部長 佐 藤 忠 幸    首席農林水産審議員兼水産振興課長                                 谷 崎   巧    食肉センター場長 下 田 寛 幸    動植物園長    黒葛原   潔    産業文化会館長  松 崎   忠    首席観光審議員  角 田 重 雄    経済企画課長   堀   洋 一    商工課長     本 田 正 弘    金融経営相談課長 下 田 利 一    観光政策課長   大 塚 和 規    熊本城築城400年記念事業準備室長   熊本城総合事務所長濱 田 祐 介             大 津 信一郎    競輪事務所次長  長 野 桂 祐    農政企画課長   秋 岡 了 誠    農業経営課長   松 島 義 幸    生産流通課長   大 藪 重 利    耕地課長     坂 本 俊 朗    農林水産審議員  脇 坂 秀 夫    農林水産審議員  田 中 良 典    動植物園副園長  藤 本 弘 明    動植物園副園長  馬 場 篤 貞    雇用福祉対策室長 村 上 三代治    整備振興室    津 曲 俊 博    北部出張所長   岩 佐 憲 治    河内出張所長   津 田 信 一    飽田出張所長   大田黒 祐 一    天明出張所長   上 村 龍 典  〔交 通 局〕    交通事業管理者  石 田 賢 一    次長       阿 部 崇 煕    次長       高 野   博    総務課長     西 本 賢 正    営業課長     桐 原 正 義    電車課長     宮 崎 輝 昭    自動車課長    古 閑 正 博    整備課長     谷 冨   等  〔農業委員会事務局〕    農業委員会事務局長田 代 洋 一    次長       福 嶋   昇 〔議案の審査結果〕   議第1号 「平成18年度熊本市一般会計予算」中経済交通委員会付託分          ………………………………………………………………(可  決)   議第7号 「平成18年度熊本市食肉センター会計予算」………………(可  決)   議第8号 「平成18年度熊本市産業振興資金会計予算」………………(可  決)   議第9号 「平成18年度熊本市食品工業団地用地会計予算」…………(可  決)   議第10号 「平成18年度熊本市競輪事業会計予算」……………………(可  決)   議第12号 「平成18年度熊本市公共用地先行取得事業会計予算」中経済交通委員会付託分          ………………………………………………………………(可  決)   議第21号 「平成18年度熊本市交通事業会計予算」……………………(可  決)   議第47号 「熊本市営駐車場条例の一部改正について」中経済交通委員会付託分          ………………………………………………………………(可  決)   議第63号 「熊本市企業立地促進条例の一部改正について」…………(可  決)   議第64号 「熊本市河内観光物産センター条例を廃止する条例の制定について」          ………………………………………………………………(可  決)...